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J-GLOBAL ID：201702256143793270   整理番号：17A0503008

セルロース誘導体由来の液晶固定化材料のメカノクロミック特性

著者 (2件)： 宮城一真 (岐阜大 大学院) ,  寺本好邦 (岐阜大)
資料名： 日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM)  (日本木材学会大会研究発表要旨集(CD-ROM))
巻： 67th  ページ： ROMBUNNO.K17-05-1645  発行年： 2017年02月27日 
JST資料番号： L1221B  ISSN： 1349-0532  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： セルロース誘導体は,主鎖の半剛直性とキラリティに由来して,濃厚溶液中でコレステリック液晶を形成する。これまで,セルロース誘導体由来のコレステリック液晶構造を固定化し,塩の添加や膨潤収縮によって色調制御を行った先導的な研究が報告されてきた。一方で,力学刺激による広範囲な色調変化については未だ報告されていない。本研究では,代表的なセルロース誘導体であるエチルセルロース(EC)をアクリル酸(AA)に溶解してコレステリック液晶を形成させ,AAの光重合により液晶固定化フィルムを調製した。得られた液晶固定化フィルムについて圧縮試験を行った結果,高温下での圧縮により可視光波長を横断するほどの広範囲な色調変化が見られた。さらに興味深いことに,圧縮前の液晶固定化フィルムは左円偏光のみを反射するのに対し,圧縮後のフィルムでは左右両方の円偏光が反射される様子が観察された。(著者抄録)

シソーラス用語： *セルロース誘導体 ,  エチルセルロース ,  *液晶 ,  円偏光 ,  光重合 ,  圧縮試験 ,  脂肪族カルボン酸 ,  ビニル化合物 ,  不飽和カルボン酸
準シソーラス用語： *固定化 ,  *コレステリック液晶 ,  *色調変化 ,  *フィルム

分類 (2件)： その他の液晶  (BK03030H) ,  その他の高分子材料  (YH07150C)

物質索引 (1件)： アクリル酸

タイトルに関連する用語 (3件)： セルロース誘導体 ,  液晶 ,  固定化