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J-GLOBAL ID：201702256354824248   整理番号：17A0625971

高温超遠心分離により合成した単結晶ルチル(TiO₂)の構造

Structure of Single-Crystal Rutile (TiO₂) Prepared by High-Temperature Ultracentrifugation

著者 (9件)： MASHIMO Tsutomu (Kumamoto Univ., Kumamoto, JPN) ,  BAGUM Rabaya (Kumamoto Univ., Kumamoto, JPN) ,  OGATA Yudai (Kumamoto Univ., Kumamoto, JPN) ,  TOKUDA Makoto (Kumamoto Univ., Kumamoto, JPN) ,  OKUBE Maki (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  SUGIYAMA Kazumasa (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  KINEMUCHI Yoshiaki (National Inst. of Advanced Industrial Sci. and Technol. (AIST), Nagoya, JPN) ,  ISOBE Hiroshi (Kumamoto Univ., Kumamoto, JPN) ,  YOSHIASA Akira (Kumamoto Univ., Kumamoto, JPN)
資料名： Crystal Growth & Design  (Crystal Growth & Design)
巻： 17  号： 4  ページ： 1460-1464  発行年： 2017年04月 
JST資料番号： W1323A  ISSN： 1528-7483  CODEN： CGDEFU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 真空中,回転軸から最大距離35.5mm,回転数100000rpmでの強い超遠心重力場(0.39~0.40)×10⁶Gのもとで,ローターを高周波加熱によって400°Cで加熱し,ルチル(TiO₂)の単結晶を得た。試料は24h,加熱し,空気中で2hかけて室温まで冷却した。この方法で得た単結晶の正方晶相の異方性(a/c比)は2%,(Ti-Oa)/(Ti-Ob)とOs/Ou比は各々,1.6%及び3%増加し,1に近づくことが分かった。この結果は,超遠心重力場下でTiO₆八面体は等方的になり,辺を共有しているOa-Oa距離(Os)が正常な位置から拡がることを意味する。この様な結晶は高圧あるいは高温での結晶化では得られてない。超遠心下での特異的な一軸的に歪んだ結晶状態が安定化したためと考えられる。ab initioシミュレーション計算からもこの結果は支持された。

シソーラス用語： *超遠心 ,  *酸化チタン ,  *ルチル ,  *結晶化 ,  *重力場 ,  計算機シミュレーション ,  二酸化チタン ,  計算機利用 ,  利用

分類 (3件)： 塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  金属酸化物及び金属カルコゲン化物の結晶構造  (BK07020Y) ,  酸化物の結晶成長  (BK13050I)

タイトルに関連する用語 (4件)： 超遠心分離 ,  単結晶 ,  ルチル ,  TiO2