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J-GLOBAL ID:201702256399866413   整理番号:17A1211397

リチウムは成体ラット脳の皮質および海馬におけるリポ多糖類誘発神経毒性を改善する【Powered by NICT】

Lithium ameliorates lipopolysaccharide-induced neurotoxicity in the cortex and hippocampus of the adult rat brain
著者 (10件):
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巻: 108  ページ: 343-354  発行年: 2017年 
JST資料番号: E0890A  ISSN: 0197-0186  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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リチウム,双極性障害の治療に使用される一次,効果的な気分安定薬は種々の神経疾患における保護剤として報告されている。本研究では,著者らは,成体ラット脳の皮質および海馬におけるリポ多糖類(LPS)に対する塩化リチウム(LiCl)の神経保護的役割を検討した。LiCl-は,LPS誘導活性化Toll様受容体4(TLR4)シグナル伝達を減弱させ,有意に核因子-kB(NF-KB)翻訳因子とインターロイキン-1β(IL 1β)と腫瘍壊死因子α(TNF α)のような種々の他の炎症性メディエーターを減少させることを決定した。もLiClは皮質および成体ラット脳の海馬の両方で活性化されたミクログリア,イオン化カルシウム結合アダプター分子(Iba-1)と星状細胞,グリア線維性酸性蛋白質(GFAP)に特異的なマーカーの減衰を介して活性化神経膠症を明らかに抑制されたことを解析した。さらに,LiCl処理は,LPS処理した成体ラット脳の皮質および海馬領域におけるアポトーシス性神経変性蛋白質マーカーBax/Bcl2,活性化カスパーゼ-3とポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ-1(PARP 1)の増加発現レベルを有意に改善したことを観察した。さらに,フルオロ翡翠B(FJB)およびNissl染色の形態学的結果は,LiClは,LPS処理した成体ラット脳の皮質および海馬領域における神経変性を減弱させることを示した。まとめると,ウェスタンブロット法および形態学的結果は,LiClは成体ラット脳の皮質および海馬における神経炎症およびアポトーシス性神経変性の減弱を介してLPS誘導神経毒性を防ぐことを示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
神経の基礎医学 

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