文献
J-GLOBAL ID:201702256458913973   整理番号:17A1481956

胎児ラットにおける後期末端後腸発生における特異的miRNA発現解析【Powered by NICT】

Differential miRNA expression analysis during late stage terminal hindgut development in fetal rats
著者 (4件):
資料名:
巻: 52  号:ページ: 1516-1519  発行年: 2017年 
JST資料番号: T0041A  ISSN: 0022-3468  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
末端後腸奇形は主要消化管奇形が,病因と病因不明のままである。今日まで,遺伝子発現異常はこれらの疾患の主要な原因であると考えられた。miRNAは遺伝子発現の調節に重要な役割を果たすことがわかった。合計24妊娠ラットを無作為に二群に分けた。実験群(n=12)は妊娠11日目に1%エチレンチオ尿素(125mg/kg)を強制的に経口投与し,対照群(n=12)は同容量の蒸留水を投与した。各群から,ラット胎児は帝王切開妊娠16日目に得られた。全RNAの抽出のために,1cm直腸試料は,同様の重量を有する四胎児ラットから得た。ポリ(A)とビオチンはRNA試料に添加した後のチップハイブリダイゼーションを行い,これは洗浄,染色,および走査チップによって追跡した。miRNA発現プロファイルおよび標的遺伝子解析結果で同定された差をさらに分析し末端後腸発生の潜在的調節因子を同定した。対照群と比較して,実験群の末端後腸で発現した111のmiRNAは妊娠16日目に上方制御されたが,117のmiRNAはダウンレギュレートされた。実験試料と対照試料間の最大差次的発現プロファイルを持つ十個のmiRNAは標的遺伝子予測,経路解析および遺伝子オントロジー解析のために選択した。これらのmiRNAのサブセットはラット胎児末端後腸の成長と発達に密接に関連していることが分かった。さらに,標的遺伝子分析は,miR 193は,肛門直腸開発,Hoxd13で重要な遺伝子の調節において重要な役割を果たしている可能性があることを示した。この役割はmiR 193はヒト胎児腎臓細胞株,293TでHoxd13遺伝子の3′非翻訳領域の制御下のレポーター遺伝子の発現を阻害することができる場合,二重ルシフェラーゼレポーターアッセイで確認された。リアルタイムPCRおよびウエスタンブロット実験は,さらにmiR 193はラット腸上皮細胞で多く発現していたときHoxd13の発現が有意に低いことを示した。実験の両セットの違いは,陰性対照群(P<0.05)と比較して統計的に有意であった。これらのデータは,ラット胎児における末端後腸発生過程での標的遺伝子の発現におけるmiRNAの重要な調節的役割を支持した。特に,Hoxd13のmiR 193仲介阻害はラット腸上皮細胞で重要であることが分かった。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝子発現 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る