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J-GLOBAL ID：201702256468744164   整理番号：17A0606075

拡張Fujitaプロリガンド方法によるイノシトール誘導体およびm-ゴナール相同物のα,β-仕分け列挙

α,β-Itemized Enumeration of Inositol Derivatives and m-Gonal Homologs by Extending Fujita’s Proligand Method

著者 (1件)： Fujita Shinsaku (Shonan Institute of Chemoinformatics and Mathematical Chemistry)
資料名： Bulletin of the Chemical Society of Japan  (Bulletin of the Chemical Society of Japan)
巻： 90  号： 3  ページ： 343-366(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： G0450A  ISSN： 0009-2673  CODEN： BCSJA8  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： D₆-またはD_6h-対称六角形骨格の各々の置換位置がα-配位子またはβ-配位子だけを提供するイノシトール誘導体を数えるための新しい方法を開発した。そのような排他的なα-またはβ-置換をキャラクタライズするための環のヘドラリティー(ホモヘドラル環,エナンチオヘドラル環とヘミヘドラル環)の概念が,α,β-掌性を扱うために提案された。α,β-仕分け列挙時に,ヘドラリティーの概念が,Fujitaのプロリガンド方法でキラリティーを扱うために提案された環の球体概念(ホモスフェリック環,エナンチオスフェリック環およびセミスフェリック環)と協力することが見いだされた。ヘドラリティーの効果は,α,β-掌性フィッティングネスを用いたサイクルインデックス(CI-HF)を開発することによって評価され,そして,それによりD₆下のα,β-仕分け列挙を達成することができた。ヘドラリティーとスフェリシティーの協力効果は,D_6h下のα,β-仕分け列挙を支持するためのペアワイズフィッティングネスを用いたサイクル指数(CI-PF)が展開されるFujitaの拡張プロリガンド方法によって評価することができた。CI-HFとCI-PFsを用いた列挙のためのGAPコードを,GAPシステムに基づいてプログラムした。CI-HFとCI-PFsに基づく列挙方法を,D_m-またはD_mh対称下のm-ゴナール誘導体のα,β-仕分け列挙を支持するように一般化した。α,β-仕分け無しおよび配位子差別のない総列挙のための方法を,上述の拡張プロリガンド方法の特例として開発した。整数シーケンスとして総数を与える一般的な公式を得た。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *糖アルコール ,  無機酸エステル ,  リン酸 ,  *立体異性体 ,  *ホスファチジルイノシトール ,  性質 ,  *イノシトールリン酸 ,  糖リン酸
準シソーラス用語： α,β-掌性 ,  リン酸エステル ,  掌性

分類 (2件)： 糖アルコール  (CF10055G) ,  分子の立体配置・配座  (BH05022J)

物質索引 (3件)： D-myo-イノシトール ,  D-myo-イノシトール1,4,5-トリスりん酸 ,  1-O-(L-グリセロ-3-ホスホ)-D-myo-イノシトール3,4,5-トリスりん酸

引用文献 (72件)：

• 1) J. H. van’t Hoff, Arch. Neerl. Sci. Exactes Nat. 1874, 9, 445.
• 2) J. H. van’t Hoff, A Suggestion Looking to the Extension into Space of the Structural Formulas at Present Used in Chemistry. And a Note Upon the Relation Between the Optical Activity and the Chemical Constitution of Organic Compounds, in The Foundations of Stereo Chemistry, Memoirs of Pasteur, Van’t Hoff, Lebel and Wislicenus, ed. by G. M. Richardson, American Book Co., New York, 1901, p. 35. https://archive.org/details/foundationsofste00richrich.
• 3) J. A. Le Bel, Bull. Soc. Chim. Fr. (2) 1874, 22, 337.
• 4) J. A. Le Bel, On the Relations Which Exist Between the Atomic Formulas of Organic Compounds and the Rotatory Power of Their Solutions, in The Foundations of Stereo Chemistry, Memoirs of Pasteur, Van’t Hoff, Lebel and Wislicenus, ed. by G. M. Richardson, American Book Co., New York, 1901, p. 47. https://archive.org/details/foundationsofste00richrich.
• 5) G. E. McCasland, A New General System for the Naming of Stereoisomers, Chemical Astracts, Columbus, 1953.

タイトルに関連する用語 (5件)： 拡張 ,  リガンド ,  イノシトール ,  誘導体 ,  仕分け