文献

J-GLOBAL ID：201702256486706171   整理番号：17A1567486

神経前駆細胞の接着と分化を促進するためにニッチとしての親水性細胞由来細胞外マトリックス【Powered by NICT】

Hydrophilic cell-derived extracellular matrix as a niche to promote adhesion and differentiation of neural progenitor cells

著者 (6件)： Yang Lingyan (CAS Key Laboratory of Nano-Bio Interface, Suzhou Institute of Nano-Tech and Nano-Bionics, Chinese Academy of Sciences, Jiangsu 215123, China. [e-mail]) ,  Jiang Ziyun ,  Zhou Linhong ,  Zhao Keli ,  Ma Xun ,  Cheng Guosheng
資料名： RSC Advances (Web)  (RSC Advances (Web))
巻： 7  号： 72  ページ： 45587-45594  発行年： 2017年 
JST資料番号： U7055A  ISSN： 2046-2069  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 天然細胞外マトリックス(ECM)は,動的で複雑な微小環境,構造担体として機能し,細胞表現型とその機能を調節することを提供する。最近,ECMは種々の疾患を治療するための細胞療法における幹細胞接着および増殖のための好適な,生体適合性構造であることを明らかにした。細胞由来E CMはアルツハイマー病の前脳基底部コリン作動性ニューロン(BFCNs)に分化する能力を持つ神経前駆細胞(NPC)のような,足場依存性細胞のための培養基質として使用されることは稀である。ここでは,マウス胚性線維芽細胞(MEF)由来E CM,適切に親水性(水接触角66.8°の)はNPCのためのニューラルニッチを模倣することを報告した。さらに,MEF派生ECMはnanotopological表面,豊富な種類の成分を有し,固定NPCの優れた接着特性を示した。ラミニン被覆プレートと比較して,MEF派生ECMはBFCNsへのNPCの増殖と分化を促進する~1.6倍と~3.1倍,それぞれ,アセチルコリンの生産を高める~2.0倍であった。MEF派生ECMはNPC結合し易い細胞培養担体である,Alzheimer病に対する幹細胞治療への応用のための大きな可能性を持つことができた。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： *親水性 ,  細胞移植 ,  *細胞外マトリックス ,  細胞接着 ,  *接着 ,  生体適合性 ,  細胞培養 ,  ラミニン ,  Alzheimer病
準シソーラス用語： 幹細胞移植 ,  MEF細胞 ,  足場依存性 ,  微小環境 ,  *ニッチ ,  *神経前駆細胞 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  医用素材  (GA05040H)

タイトルに関連する用語 (7件)： 神経前駆細胞 ,  分化 ,  促進 ,  ニッチ ,  親水 ,  性細胞 ,  細胞外マトリックス