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J-GLOBAL ID:201702256558056906   整理番号:17A1172642

肺癌細胞におけるEGFR阻害剤に対する抵抗性のEMT媒介機構のダサチニブの影響【Powered by NICT】

Effect of dasatinib on EMT-mediated-mechanism of resistance against EGFR inhibitors in lung cancer cells
著者 (10件):
資料名:
巻: 104  ページ: 85-90  発行年: 2017年 
JST資料番号: W3184A  ISSN: 0169-5002  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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上皮から間充織への遷移(EMT)は,EGFR突然変異を持つある種の非小細胞肺癌における上皮成長因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)に対する獲得耐性と関連している。現在利用可能な薬剤は特異的にEMTを介して癌細胞を殺すことができないため,EMTを克服または予防する新しい治療戦略が必要である。最近の報告は,ダサチニブ(ABL/Srcキナーゼ阻害剤)は,肺癌細胞(Wilson.,2014)における形質転換成長因子(TGF)-βにより誘導されたEMTを阻害することを示唆した。本研究では,著者らはHCC4006細胞における耐性機構に対するダサチニブの作用,これはEMTを介したEGFR-TKI耐性を獲得する傾向を分析した。EMT表現型を有するHCC4006とHCC4006エルロチニブ耐性(ER)細胞におけるダサチニブに対する感度を解析した。HCC4006細胞はこれらの薬の慢性処理後のエルロチニブとダサチニブ(HCC4006EDR)の組合せに対する抵抗性を獲得した。EMTマーカーと耐性機構の発現を解析した。ダサチニブによる短期または長期処理はHCC4006ERにおけるEMTを逆転しなかった。とは対照的に,HCC4006EDR細胞は上皮表現型を維持し,エルロチニブとダサチニブ併用療法に対する抵抗性の基礎をなす機構はT790M二次変異に起因していた。HCC4006ER細胞ではなく,HCC4006EDR細胞は第3世代EGFR-TKI,osimertinibに非常に敏感である。ダサチニブ単独療法はHCC4006ER細胞におけるEMTを抑制しなかったが,エルロチニブとダサチニブのある割込み併用療法はEMTを介した抵抗性獲得の出現を抑制し,T790Mの出現をもたらした。著者らの結果は,割込み併用療法は,EMT介在耐性の発生を防止するための有望な戦略であることを示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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呼吸器の腫よう  ,  腫ようの薬物療法 
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