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J-GLOBAL ID：201702256604596217   整理番号：17A0981831

甲州印伝への山梨県産鹿革の活用とプロダクトの試作開発(第2報)

著者 (4件)： 串田賢一 (山梨県工技セ) ,  鈴木文晃 (山梨県工技セ) ,  佐藤博紀 (山梨県工技セ) ,  小平真佐夫 (山梨県富士山科研)
資料名： 山梨県工業技術センター研究報告  (Report of the Yamanashi Prefectural Industrial Technology Center)
号： 31  ページ： 133-140  発行年： 2017年07月31日 
JST資料番号： L0017A  ISSN： 0914-711X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 山梨県内で管理捕獲されたニホンジカから採れる皮を甲州印伝の素材として利用するための取組を行い,森林環境や農業被害の問題と伝統工芸振興とを結びつけ,新たな価値づくりに資することを目的として実施した。富士山北斜面に生息しているニホンジカの捕獲~活用をモデルケースとして,リン酸系鞣製剤による鹿皮のなめし加工,鹿革表面の調製,印伝の新柄及びプロダクトの試作開発に取り組んだ。その結果,白色の鹿なめし革を作製し,これを活用した5種の印伝等の製品を開発した。また,開発した試作品の市場性を評価するため,試作品のうち名刺ケース,長財布を東京インターナショナルギフトショー2017春に出展し,商談ベースでの受容性評価を行った。その結果,白色の鹿なめし革が仕上がっていることを中心として,製品の仕上がり,コンセプト等に高い評価を得,本県ニホンジカ革の用途拡大の可能性を確認することができた。(著者抄録)

シソーラス用語： *ニホンジカ ,  革 ,  製品開発 ,  山梨県 ,  *皮革製品 ,  自然環境 ,  損害 ,  狩猟 ,  鞣し ,  撥水加工 ,  触覚 ,  森林環境 ,  農業被害
準シソーラス用語： 市場性 ,  手触り ,  鞣革

分類 (2件)： 狩猟  (FG02000L) ,  皮革工業  (YM07000F)

引用文献 (3件)：

• 山梨県:「ニホンジカ活用ガイドライン」,p.1-7(2014)
• 山梨県:「鳥獣資料」(2015)
• 串田賢一,渡辺誠,鈴木文晃,佐藤博紀,小平真佐夫:山梨県工業技術センター研究報告,No.30,p.126(2016)

タイトルに関連する用語 (7件)： 山梨 ,  鹿 ,  革 ,  活用 ,  プロダクト ,  試作 ,  開発