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J-GLOBAL ID：201702256659308774   整理番号：17A0596919

直列及びクランク型H面導波管TE₁₀-TE_p0モード変換器の設計

著者 (3件)： 岸原充佳 (岡山県大 情報工) ,  河合正 (兵庫県大 大学院工学研究科) ,  太田勲 (兵庫県大)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 C(Web)
巻： J100-C  号： 4  ページ： 159-165 (WEB ONLY)  発行年： 2017年04月01日 
JST資料番号： U0472A  ISSN： 1881-0217  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文は,単一モード導波管(SMWG)と多モード導波管(OMWG)を直線的に配置したTE₁₀-TE_p0モード変換器の構成法について述べている。SMWGの管軸に沿った幅広面の中央断面は,TE₁₀モードの伝搬に対して常に磁気壁とみなすことができるが,OMWGの場合はTE_p0モードの伝搬に対してpが奇数のときは磁気壁,偶数のときは電気壁となる。ここで扱うモード変換器は,両導波管の管軸を平行に接続するので,奇数次モードに変換するときは両者の管軸を一致させることができるが,偶数次の場合には管軸をずらして配置する必要がある。上記を考慮してSMWGとOMWGを接続したH面導波管構造を基本形状として,OMWG内に垂直に複数の金属ポストを装荷し,その径と位置を最適化することによって整合と不要モードの抑圧を図った。実際にTE₁₀モードからTE₂₀,TE₃₀,TE₄₀,TE₅₀モードヘの変換器を設計し,反射損と不要モード抑圧が20dB以上となる比帯域幅が7~13%の広帯域特性を実現している。また,TE₁₀-TE₃₀モード変換器については試作実験を行い,設計結果の妥当性を確認している。(著者抄録)

シソーラス用語： *クランク ,  *導波路 ,  *TEモード ,  *変換器 ,  *配置 ,  単一モード ,  多モード ,  伝送損失 ,  比率 ,  広帯域
準シソーラス用語： *モード変換器 ,  *直列配置 ,  反射損【電磁波】 ,  比帯域幅

分類 (1件)： 光導波路,光ファイバ,繊維光学  (BD06030H)

引用文献 (11件)：

• C.G. Montgomery, R.H. Dicke, and E.M. Purcell, Principles of Microwave Circuits, McGraw-Hill, New York, 1948.
• G.L. Ragan, Microwave Transmission Circuit, McGraw-Hill, New York, 1948.
• 和田修己,中島将光,湯川敏信,池上淳一,“方形導波管の円形曲りによるTE₂₀-TE₁₀ モード変換,” 信学論(B), vol.65-B, no.9, pp.1164-1171, Sept. 1982.
• A.A. Kirilenko, L.A. Rud, and V.I. Tkachenko, “Nonsymmetrical H-plane corners for TE₁₀-TE_q0 mode conversion in rectangular waveguides,” IEEE Trans. Microw. Theory Tech., vol.54, no.6, pp.2471-2477, June 2006.
• M. Belaid, R. Martinez, and K. Wu, “A mode transformer using fin-line array for spatial power-combiner applications,” IEEE Trans. Microw. Theory Tech., vol.52, no.4, pp.1191-1198, April 2004.

タイトルに関連する用語 (5件)： 直列 ,  クランク ,  導波管 ,  モード変換器 ,  設計