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J-GLOBAL ID:201702256664728711   整理番号:17A0488254

イオン性液体の熱伝導率と熱拡散率の測定

Measurements of ionic liquids thermal conductivity and thermal diffusivity
著者 (5件):
資料名:
巻: 128  号:ページ: 279-288  発行年: 2017年04月 
JST資料番号: H0095C  ISSN: 1388-6150  CODEN: JTHEA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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イオン性液体(ILs)は,太陽電池,エネルギー変換と貯蔵などの応用のためにホットな研究分野になっている。エネルギー変換と貯蔵に関連して熱伝導率と拡散係数は重要な因子であるが,ILsに対するこれらの熱的データは十分ではない。本研究では,熱伝導率と拡散係数の測定のためのホットディスク法を発展させ,種々のILsに対する測定に応用した。基準物質として水を用い,ILsとして1-ブチル-3-メチルイミダゾリウムテトラフロロホウ素酸(BmimBF4),1-ブチル-3-メチルイミダゾリウムヘキサフロロリン酸(BmimPF6)および1-メチル-3-オクチルイミダゾリウム塩酸(OmimCl)を用いた。また,新規な関連化合物BmimFeCl4およびOmimFeCl4を合成した。水および純粋なILsに対してホットディスク法によって得られた熱伝導率と拡散係数は,他の方法で得られた値とすべて良い一致を示したので,本法は信頼できる測定法であることが実証される。用いた5種のILsに対する平均の熱伝導率は0.1898Wm-1K-1以下であり,この値は水の値0.6033 Wm-1K-1よりもはるかに低い。BmimBF4の熱伝導率に及ぼすFe2O3ナノ粒子の効果はほとんど見られないが,BmimPF6に対してはR711NPナノ粒子の添加によってその熱伝導率が減少する。一方,熱拡散係数に関して,用いたILsの平均の拡散係数は0.1185mm2s-1以下であるが,この値は水の0.143mm2s-1よりも小さい。これらの結果はILsがエネルギー貯蔵に関して水よりも優れた性質を有することを示す。それゆえ,ILsはエネルギー貯蔵のための新規な物質として利用できるものと期待できる。
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分類 (3件):
分類
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比熱・熱伝導一般  ,  液体の輸送現象一般  ,  融解塩 
物質索引 (3件):
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