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J-GLOBAL ID：201702256768054387   整理番号：17A0020449

土木の理論と実際 第13回 海岸を襲う荒波を再現する-造波風洞水路-

著者 (1件)： 山城賢 (九大 大学院工学研究院 アジア防災研究セ)
資料名： 土木学会誌  (Civil Engineering)
巻： 102  号： 1  ページ： 40-41  発行年： 2017年01月15日 
JST資料番号： F0027A  ISSN： 0021-468X  CODEN： DOGAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 台風等で波が海岸堤防や護岸を超える「越波」と呼ぶ高波災害を再現するための水理模型実験と造波風洞水路を紹介した。越波には,海水が護岸を越流するタイプと,打ち上がった水塊が風に運ばれ陸域に落下するタイプがある。風が強く影響する後者を対象として水理模型実験を行うため,造波水路に風洞とファンを取り付け,観察が容易なガラス面を設けた実験装置を作成した。風速が越波流量の空間分布の勾配に大きく影響することを明らかにした。直立防波堤を対象に実験を行い,消波ブロックの有効性を実証した。本実験法が海岸防護の高度化や沿岸域の環境整備に資することを述べた。

シソーラス用語： 海岸堤防 ,  護岸 ,  *防波堤 ,  消波ブロック ,  *越波 ,  *水理模型試験 ,  特殊風洞 ,  水路 ,  造波装置 ,  試験装置
準シソーラス用語： 造波水路

分類 (3件)： 自然災害  (RA02030M) ,  水理学一般,水理実験  (RC10011E) ,  海岸工学  (RC13000X)

引用文献 (4件)：

• 石田昭、花田昌彦、細井正延:飛沫の発生に関する実験的研究、第29回海岸工学講演会論文集、385~388頁、1982年
• たとえば、Fukuda, N., Uno, T. and Irie, I. : Field observations of wave overtopping of wave absorbing revetment,Coastal Engineering in Japan, vol.17, pp.117-129, 1974.
• 山城賢、仲村渉、片山紗也香、上久保祐志:越波流量の空間分布に対する風の影響に関する研究、土木学会論文集B2(海岸工学)、第71巻、第2号、I-835~I-840頁、2015年
• 山城賢、吉田明徳、西井康浩、橋本裕樹、加嶋武志、石堂濯:既存直立堤の飛沫低減工法に関する実験的研究、海洋開発論文集、第22巻、271~276頁、2006年

タイトルに関連する用語 (5件)： 土木 ,  理論 ,  海岸 ,  風洞 ,  水路