文献
J-GLOBAL ID:201702256793202802   整理番号:17A0255060

明暗シフトはアルコールが誘導する結腸癌発生を促進する 腸炎症環境と微生物叢のあり得る役割

Light/Dark Shifting Promotes Alcohol-Induced Colon Carcinogenesis: Possible Role of Intestinal Inflammatory Milieu and Microbiota
著者 (11件):
資料名:
巻: 17  号: 12  ページ: WEB ONLY  発行年: 2016年12月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
背景:結腸直腸癌(CRC)は現代の生活習慣と関連する。現代社会の大部分で頻繁に見られる習慣である慢性アルコール摂取はCRCリスクを増す。本グループはCRCのマウスモデルで慢性アルコール摂取がポリープ症を増すことを示した。ここで筆者らは,アルコール関連CRCの促進における,現代の生活習慣である概日リズム撹乱の効果を評価する。手法:TS4Cre×大腸腺腫症(APC)lox468マウスに,(a)アルコールを含有する食餌を与える一方,正常な12時間明期,12時間暗期サイクルに維持,あるいは(b)アルコールを含有する食餌を与えつつ,週に1回明暗(LD)サイクルの12時間の反転により概日リズムを撹乱した。8週間後,マウスを屠殺し腸試料を採取した。動物群間で腫瘍数,サイズ,そして組織学的グレードを比較した。マスト細胞プロテアーゼ2(MCP2)および6(MCP6)組織学スコアを分析,比較した。ベースラインの,および実験操作4週後の糞便を用いて微生物叢分析に用いた。結果:アルコールとLDシフトの組合せは腸ポリープ症を促進し,それはポリープサイズの有意な増大を伴い,腫瘍形成の進行を引き起こした。結腸癌発生における間質トリプターゼ陽性マスト細胞の病原性の役割と一致して,mMCP6(間質)/mMCP2(上皮内)マスト細胞の比はLDシグとに際し増加した。ベースラインの微生物叢は群間で似ていたが,実験操作は群間の微生物叢組成に著しい差異をもたらした。結論:明暗シフトによる概日リズム撹乱は,アルコールが誘導するポリープ症やCRCを増悪する。概日リズム撹乱の効果は,微生物叢の変化を介した腫瘍化促進的演奏環境が少なくとも部分的に仲介するかもしれない。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
消化器の腫よう  ,  発癌機序・因子 

前のページに戻る