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J-GLOBAL ID：201702256826720715   整理番号：17A0981233

全変形速度対応型ロードセルの開発

Development of Universal Rate Range Load-Cell

著者 (4件)： 立山耕平 (防衛大学校理工学研究科大学院生) ,  覚野千尋 (防衛大学校理工学研究科大学院生) ,  小笠原永久 (防衛大学校システム工学群機械工学科) ,  山田浩之 (防衛大学校システム工学群機械工学科)
資料名： 実験力学  (JSEM)
巻： 17  号： 2  ページ： 131-138(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： L4590A  ISSN： 1346-4930  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 衝撃荷重を受ける材料においては,その使用環境を考慮した衝撃特性の把握が不可欠である。また,高ひずみ速度域での応力測定においては,応力波の伝播を考慮する必要がある。これまで応力波の伝播を考慮した材料の衝撃特性の試験手法として,スプリット・ホプキンソン棒(SHPB)法が広く使用されているが,同手法は,大変形するような材料や,動的ひずみ速度域での試験には不向きであった。本研究では,反射応力波低減技術を利用して,準静的,動的および衝撃を含む幅広いひずみ速度での応力測定を可能とする全変形速度対応型ロードセル(URRロードセル)の開発を行った。そして,URRロードセル内部の応力波伝播について詳細な検証を行った。得られた結論を以下に示した。1)応力検知部内の応力波伝播挙動より,応力検知部は短いほど応答性が良くなる。2)応力透過棒内の応力波伝播挙動より,透過棒から反射し検知部に再度透過する応力波は,応力検知部内において1周期毎に打ち消されるため,測定結果の平均値に影響を及ぼさないことが明らかになった。

シソーラス用語： *ロードセル ,  *衝撃荷重 ,  *歪速度 ,  *応力測定 ,  応力波 ,  応答特性
準シソーラス用語： 応力波伝播速度 ,  使用環境 ,  衝撃特性 ,  *変形速度

著者キーワード (8件)： Impact ,  Strain Rate ,  Load-cell ,  Stress Wave ,  Impact ,  Strain Rate ,  Load-cell ,  Stress Wave

分類 (1件)： 力,仕事量,圧力,摩擦の計測法・機器  (AD05050V)

引用文献 (24件)：

• 1) S. Tanimura, Dynamic problems of materials and structures review of the studies (in Japanese), Trans. Jpn. Soc. Mech. Eng. A63 (1997), 2466-2471.
• 2) K. Uenishi, H. Matsuhisa, H. Utsuno and J. Gyu Park, Effects of the body and seatbelt design on occupant impact in car crash (in Japanese), Trans. Jpn. Soc. Mech. Eng., A71 706 (2005), 87-93.
• 3) T. Hayashi, K. Tanaka, Impact Engineering (in Japanese), Nikkan Kogyo Shimbun Ltd, (1988), 45-225.
• 4) B. Song, W. Chen, W.-Y. Lu, Compressive mechanical response of a lowdensity epoxy foam at various strain rates, J. Mater. Sci., 42 (2007), 7502-7507.
• 5) Daniel Whisler, Hyonny Kim, Experimental and simulated high strain dynamic loading of polyurethane foam, Polym. Test., 41 (2015), 219-230.

タイトルに関連する用語 (3件)： 変形速度 ,  ロードセル ,  開発