抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ビル等で利用されている大形空調機器において冷却に用いられている水はポンプ動力等を消費して建物内を循環しているが,その経路において水の位置エネルギーが無駄に捨てられている場合があり,これを回収・利用することでシステム全体の効率を向上させることが期待できる。本研究では4階建以下の低い建物でも利用可能となる低落差に対応したマイクロ水力発電システムのための水車について検討した。今回は低落差の条件に適した水車としてプロペラ水車を選択し,案内羽根を組み合わせることで高効率化を図った。呼び直径100mmの案内羽根および水車の羽根取付角について4つの組み合わせを選び,数値モデルを用いた解析によって性能を比較した。解析の結果,今回件検討した範囲では案内羽根取付角が20°の場合に出力は最も高くなった。一方で水車効率としては案内羽根取付角が25-30°の場合が最も高い効率が得られた。また,羽根回りの流れの可視化の結果より,今後の改善点も明らかとなった。(著者抄録)