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J-GLOBAL ID：201702257067857569   整理番号：17A1086571

脂肪分化におけるZfp217の新しい役割

The Emerging Role of Zfp217 in Adipogenesis

著者 (6件)： XIANG Hong (Huazhong Agricultural Univ., Wuhan, CHN) ,  ZHONG Zhu-Xia (Huazhong Agricultural Univ., Wuhan, CHN) ,  PENG Yong-Dong (Huazhong Agricultural Univ., Wuhan, CHN) ,  PENG Yong-Dong (Hebei Normal Univ. Sci. and Technol., Qinhuangdao, CHN) ,  JIANG Si-Wen (Huazhong Agricultural Univ., Wuhan, CHN) ,  JIANG Si-Wen (Cooperative Innovation Center for Sustainable Pig Production, Wuhan, CHN)
資料名： International Journal of Molecular Sciences (Web)  (International Journal of Molecular Sciences (Web))
巻： 18  号： 7  ページ： WEB ONLY  発行年： 2017年07月 
JST資料番号： U7038A  ISSN： 1422-0067  CODEN： IJMCFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： kruppel型Znフィンガー蛋白質ファミリーメンバー,Znフィンガー蛋白質217(Zfp217)は,哺乳動物の細胞分化や発生において多様な役割を果たす。癌におけるZfp217の機能,多分化能およびリプログラミングに関する大規模な研究にもかかわらず,脂肪分化におけるその生理的役割は未だに不明である。著者らの既報RNA配列決定データは脂肪分化におけるZfp217の関与を示唆している。本研究では,バイオインフォマティクス分析や一連の実験を介して脂肪分化におけるZfp217のポテンシャル関数を調べた。Zfp217の発現はC3H10T1/2細胞の脂肪細胞分化時に徐々に増加することが分かり,これは脂肪分化マーカー遺伝子Pparg2の発現と一致した。さらに,Zfp217発現と脂肪細胞分化との間には正の有意な相関があった。また,Zfp217がC3H10T1/2細胞における増殖性欠損を引き起こすだけでなく,Ezh2と相互作用し,Ezh2の下流標的遺伝子を抑制することも認めた。加えて,Zfp217を標的とする3つのマイクロRNA(miR-503-5p,miR-135a-5p,およびmiR-19a-3p)は脂肪分化プロセスを抑制することも分かった。これはZfp217が脂肪分化制御能を持つことを示す初の報告である。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 細胞分化 ,  *脂肪細胞 ,  *転写因子 ,  遺伝子 ,  *PPARγ ,  バイオマーカー ,  遺伝子発現 ,  線維芽細胞 ,  培養細胞 ,  *肥満 ,  in vitro実験 ,  細胞増殖 ,  アップレギュレーション ,  *リポゲネシス ,  メチルトランスフェラーゼ ,  レプレッサー ,  遺伝的調節
準シソーラス用語： 脂肪細胞分化 ,  *Zfp217 ,  PPARG2 ,  C3H10T1/2細胞 ,  EZH2

分類 (2件)： 遺伝子発現  (EC02040Q) ,  代謝異常・栄養性疾患一般  (GD05010J)

タイトルに関連する用語 (2件)： 脂肪分化 ,  役割