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J-GLOBAL ID:201702257106211994   整理番号:17A0019972

~雪・寒冷対策~JR北海道の在来線車両における冬期対策

著者 (2件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 20-25,62  発行年: 2017年01月01日 
JST資料番号: Z0898C  ISSN: 0919-6471  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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北海道の冬の魅力でもあるパウダースノーが車両に対して様々な事象を引き起こし,列車の運行の阻害要因となってきた。これに対し,JR北海道では,これまでの経験や試行錯誤の工夫の積み重ねにより車両構造およびメンテナンスにおいて各種の対策を施してきた。それらの主な冬期対策について概要紹介した。車両および機器の仕様は次のように定めている。車両仕様として,動作保証温度は,-35~+40°C,性能保証温度は,-20~+40°C。1)車両構造に関わる対策 車両に付着し氷結した雪塊がトンネル内で落下し,その衝撃でバラストを跳ね上げ,窓ガラスを破損し,旅客に怪我を負わせる事故があった。この事故を契機に,窓ガラス破損防止目的に110km/h以上で走行する車両の窓ガラスの外側をポリカーボネートで覆う対策を実施している。また,室内への雪の吹込みを極力抑えることと,戸袋内への雪侵入によるドアの開閉不良の発生を抑制するためにドアは片引戸を基本とし,特急型車両では「高気密側引戸」を採用している。近郊型車両では,戸袋内の枕木方向空間拡大,戸袋入口の風止ゴム構造の見直しを行い対策している。2)機器・艤装に関わる対策 車両が基地に入区した際に床下付着雪の除去を行っていたが,かなりの労力を要することと,出区後再付着するので,電車については「床下機器カバー」を採用している。また,主電動機については,冷却風から雪を取り除く「雪切室」のスペースをなくすため全閉式主電動機を採用している。更に,基礎ブレーキ裝置には,レール面上の積雪や氷結を考慮し,湿潤時の摩擦係数が安定している鋳鉄制輪子を採用している。また,動力伝達装置についてもTD継手に密閉カバーを取り付けている。4)車両メンテナンス 入冬期及び融雪期の特別点検の実施や北海道特有の故障事例の研究と再発防止の取組み,冬期に過去に発生した重大故障防止の教育にも力を入れている。
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分類 (2件):
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鉄道車両修理  ,  自然災害 
タイトルに関連する用語 (2件):
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