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J-GLOBAL ID：201702257170831819   整理番号：17A0590432

励起四重極分子中の溶媒誘起対称性破れ電荷移動に対する単純モデル

A simple model of solvent-induced symmetry-breaking charge transfer in excited quadrupolar molecules

著者 (3件)： Ivanov Anatoly I. (Volgograd State University, University Avenue 100, Volgograd 400062, Russia) ,  Dereka Bogdan (Department of Physical Chemistry, University of Geneva, 30 Quai Ernest-Ansermet, CH-1211 Geneva 4, Switzerland) ,  Vauthey Eric (Department of Physical Chemistry, University of Geneva, 30 Quai Ernest-Ansermet, CH-1211 Geneva 4, Switzerland)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 146  号： 16  ページ： 164306-164306-7  発行年： 2017年04月28日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 励起状態のA_L-D-A_R型分子(ここで,Dは電子ドナーであり,A_LおよびA_Rは同一のアクセプタ)の電子分布の対称性破れを記述するために,単純なモデルを開発した。この過程の起源は,通常,一方の部位が他方より大きな電荷移動を示す非対称で双極性の状態を安定化する,分子と溶媒分極の間の相互作用と関連している。アクセプタ上の電荷の直接Coulomb相互作用を含む,追加的対称性破れ機構を提案した。同時に,A_LまたはA_Rのいずれかに局在化した移動電荷に対応する,2個の縮退状態間の電子結合は,両側に等量の電荷移動を示す四重極励起状態に好適となった。これらの反作用効果のために,対称性破れは,電子結合がしきい値より下に維持される場合にのみ好適となり,これは,溶媒和エネルギーとA_LおよびA_Rに局在化した電荷間のCoulomb反発エネルギーに依存した。このモデルは,最近報告された,時間分解赤外分光を用いた対称性破れの溶媒極性依存性を再現可能であった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *四重極 ,  *対称性の破れ ,  *電荷移動 ,  シミュレーションモデル ,  *溶媒効果 ,  *励起状態 ,  *ドナー-アクセプタ対 ,  ドナー ,  アクセプタ ,  双極子 ,  非対称分布 ,  分子間相互作用 ,  Coulomb相互作用 ,  時間分解分光法 ,  赤外分光法 ,  極性溶媒 ,  Davydov分裂 ,  静電相互作用 ,  誘電率 ,  スペクトルシフト ,  溶媒和
準シソーラス用語： 反応モデル ,  電子ドナー ,  *分子内電荷移動

分類 (4件)： 分子化合物  (CE02000C) ,  分子の電子構造  (BH05010Q) ,  数値計算  (JE02000J) ,  化学平衡一般  (CB04010S)

タイトルに関連する用語 (8件)： 励起 ,  四重極 ,  溶媒 ,  誘起 ,  対称性破れ ,  電荷移動 ,  単純 ,  モデル