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J-GLOBAL ID：201702257278138802   整理番号：17A1696569

第一原理からの物性シミュレーション IV.電子エネルギースペクトル GW+BSE法による励起スペクトル計算

著者 (2件)： 野口良史 (東大 物性研) ,  杉野修 (東大 物性研)
資料名： 固体物理  (Solid State Physics)
巻： 52  号： 11  ページ： 707-714  発行年： 2017年11月15日 
JST資料番号： F0158B  ISSN： 0454-4544  CODEN： KOTBA2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 第一原理GW+Bethe-Salpeter法(GW+BSE法)の概要と,この手法を使った100原子以上からなる炭化水素化合物の励起スペクトル計算を紹介する。著者らのGW+BSE計算では,局所密度近似を用いてKohn-Sham方程式を求め,これと波動関数から一粒子Green関数と動的遮蔽Coulomb相互作用を構成し,励起子の束縛エネルギーを求める。欠陥をもったナノグラフェン(C₈₀H₃₀)の紫外可視吸収スペクトルを計算し,欠陥由来のピークを同定した。最も短いアームチェア型カーボンナノチューブとして知られるシクロパラフェニレン(CPP)分子のダークおよびブライト励起子の光学ギャップも解析した。また,今後の手法開発に向けた取り組みとして,小数原子系の計算結果を紹介し,本手法の問題点を議論した。

シソーラス用語： *第一原理 ,  計算機シミュレーション ,  *密度汎関数法 ,  電子状態 ,  近似法 ,  *Green関数 ,  *Bethe-Salpeter方程式 ,  *励起スペクトル ,  Kohn-Sham方程式 ,  Coulomb相互作用 ,  炭化水素 ,  結合エネルギー ,  束縛状態 ,  グラフェン ,  ナノ構造 ,  カーボンナノチューブ ,  オリゴマ ,  ポリフェニレン ,  大環状化合物 ,  *光学ギャップ ,  *光吸収スペクトル ,  *発光スペクトル
準シソーラス用語： GW近似 ,  局所密度近似 ,  ナノグラフェン ,  シクロパラフェニレン

分類 (3件)： 電子構造一般  (BM02010K) ,  光物性一般  (BM08010A) ,  励起子  (BM02120E)

タイトルに関連する用語 (7件)： 第一原理 ,  物性 ,  シミュレーション ,  電子エネルギー ,  スペクトル ,  励起スペクトル ,  計算