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J-GLOBAL ID：201702257279567954   整理番号：17A0744350

スギカミキリ抵抗性育種について-森林総合研究所林木育種センターの取り組み-

著者 (2件)： 加藤一隆 (森林総合研 材木育種セ) ,  宮下久哉 (森林総合研 材木育種セ)
資料名： 林業と薬剤  (Forestry Chemicals)
号： 220  ページ： 1-5  発行年： 2017年06月20日 
JST資料番号： G0376B  ISSN： 0289-5285  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： スギカミキリは,スギやヒノキの枯損木や衰退木だけでなく健全木にも被害を及ぼす重要な害虫である。ここでは,スギ育種基本区におけるスギカミキリ抵抗性育種事業の進め方および検定結果後の合格クローン数などを解説する。スギカミキリの被害林分内および精英樹を含めた既存品種の中から,被害がなく,しかも形質の優れている個体を予備選抜する。これらの個体について,スギカミキリの接種による一次検定,二次検定を行い,抵抗性クローンを確定する。現在,合計76クローンがこれらの検定に合格している。抵抗性個体同士の次世代では抵抗性が保たれていること,抵抗性の遺伝率は0.2であり,樹高の遺伝率に比べても高いことがわかっている。

シソーラス用語： *スギ ,  *スギカミキリ ,  森林害虫 ,  耐虫性 ,  *林木育種 ,  接種 ,  遺伝率 ,  クローン ,  交雑育種

分類 (1件)： 森林植物学  (FF02020E)

引用文献 (3件)：

• 河村嘉一郎・南光浩毅・佐々木研・田島正啓・岡田滋:スギカミキリに対するスギの抵抗性検定方法(I)傷害樹脂道の形成パターンによる判別法,日本林学会誌66(11),439~445,1984
• 小林富士雄:スギ・ヒノキの穿孔性害虫,その生態と防除序説(創文),166pp.1982
• 岡田滋:スギカミキリ虫害抵抗性育種,林木の育種114,10~14,1980

タイトルに関連する用語 (8件)： スギカミキリ ,  抵抗性 ,  育種 ,  森林 ,  総合 ,  研究所 ,  林木育種 ,  センター