文献
J-GLOBAL ID:201702257307036071   整理番号:17A0499542

熱硬化ナノ複合材料の界面強度に対する,CNTの表面うねりおよびアグロメレーションの効果の分子動力学シミュレーション

Molecular dynamics simulations of the effect of waviness and agglomeration of CNTs on interface strength of thermoset nanocomposites
著者 (2件):
資料名:
巻: 19  号:ページ: 4426-4434  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ナノ強化複合材料の既存の分子動力学シミュレーションの殆どは,カーボンナノチューブ(CNT)が直線状で,熱硬化樹脂中に均一分散していることを仮定している。しかしながら実際には,CNTは,van der Waals相互作用および静電力の結果として,典型的に湾曲,アグロメレーションおよび凝集している。本論文では,拡張分子動力学(MD)シミュレーション中に,CNTの湾曲およびアグロメレーションの双方を考慮した。このシミュレーションの目的は,熱硬化ナノ複合材料の界面強度および負荷移動性能に対する,これら湾曲およびアグロメレートしたCNTの表面うねりおよびアグロメレーションの影響を評価することにある。研究として2種類の側面を以下のように調べた。最初に,同一長ながら各種湾曲した現実的なカーボンナノチューブ(CNT)を,熱硬化高分子複合材料中に埋設し,引抜試験シミュレーションを実施して,対応する界面剪断強度(ISS)を評価した。次に,ISSに対するアグロメレーションサイズの効果を,各種径のCNT束を用いて決定した。MDシミュレーションの結果は下記である。湾曲CNTの引抜力は,その直線状の対照物より顕著に大きく,CNTの表面うねりの増大で一層増加した。これは,引抜工程におけるCNT直線化中の追加的引抜エネルギー散逸に起因した。CNTのアグロメレーションがISSの低下および乏しい負荷移動性を生じ,この低下はアグロメレートのサイズで支配されていることも明らかになった。このシミュレーション結果は,CNT-高分子複合材料中のCNTの表面うねりおよびアグロメレーションの効果を考慮したISSに対する一般的な関係を開発することにも使用できた。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
炭素とその化合物  ,  ゴム・プラスチック材料試験  ,  計算機シミュレーション  ,  固体の表面構造一般 

前のページに戻る