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J-GLOBAL ID:201702257316737501   整理番号:17A0579460

非鉄金属のリサイクル

著者 (1件):
資料名:
巻: 54  号:ページ: 52-56  発行年: 2017年04月20日 
JST資料番号: G0788A  ISSN: 1347-4774  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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非鉄金属の循環システムの構築において銅,鉛,亜鉛製錬を中心とした非鉄製錬業は欠くことが出来ない産業であり,かつ金属資源リサイクルのみでなく,各種廃棄物の効率的処理や環境負荷元素の濃縮回収と安定化処理を総合的に行う唯一無二の産業と言える。銅,鉛,亜鉛製錬で多種類の金属元素が回収可能となる重要な要因としては,銅製錬,鉛製錬,亜鉛製錬,それぞれの製錬所間を製錬副産物のやり取り等に関して有機的にリンクさせることである。例えば,銅製錬で回収されたダストを溶錬工程に繰り返すことを続けていれば,いずれ鉛が溶錬工程に濃縮することとなり,かならず一部は定期的に鉛製錬で処理されることが必要となる。また,禁煙,大量に銅製錬で処理されるようになったプリント基板にははんだ由来の鉛やスズ,難燃助剤由来のアンチモンなど,銅製錬よりも鉛製錬で回収されるべき金属元素が含有されており,当然,銅製錬工程においてこれらの不純物元素は副産物中に濃縮することとなる。このような銅製錬にとっての不純物元素の受入れ先としての鉛製錬がさらに重要となっている。一方で,鉛製錬で回収された銅含有マットや粗鉛の精製で回収される銅ドロスなどの銅含有副産物は銅製錬での原料となる。また,亜鉛製錬においては,代表的な副産物として鉛と銀を含有した残渣が回収されることから,この副産物の処理先も鉛製錬となる。
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分類 (2件):
分類
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製錬  ,  資源回収利用 
タイトルに関連する用語 (2件):
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