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J-GLOBAL ID：201702257437310475   整理番号：17A1224378

路面雪氷が大型車の走行抵抗および燃費に及ぼす影響に関する研究

IMPACT OF SNOW AND ICE ON RUNNING RESISTANCE AND FUEL EFFICIENCY OF HEAVY VEHICLE

著者 (3件)： 丸山記美雄 (土木研究所寒地土木研究所寒地道路保全チーム) ,  三浦豪 (土木研究所寒地土木研究所寒地機械技術チーム) ,  木村孝司 (土木研究所寒地土木研究所寒地道路保全チーム)
資料名： 土木学会論文集 E1(舗装工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. E1 (Pavement Engineering) (Web))
巻： 73  号： 1  ページ： 12-25(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0106B  ISSN： 2185-6559  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究の目的は,路面に存在する雪氷が走行車両の走行抵抗や燃費に影響を及ぼすことを明らかにし,さらに雪氷による影響度合いを定量的に算定する手法を構築しようとするものである.そのために,試験用の周回路に様々な雪氷路面を設けて大型車の走行実験を繰返し実施した.実験により得られたデータを解析した結果,路面に雪氷がある場合には大型車の走行抵抗が増加して燃費も低下することや,燃費の低下割合は雪氷の密度や雪氷路面の凹凸に影響されることなどの知見が得られた.さらに,燃費や走行抵抗は,走行速度,路面平坦性指標 IRI,雪密度を考慮した数値の関数として表現することが可能で,雪氷の存在によって燃費や走行抵抗がどのような影響を受けるか定量的に算定する手法を提示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *大型車 ,  積雪 ,  *走行抵抗 ,  *燃料消費率 ,  路面 ,  氷 ,  試験道路 ,  表面粗さ ,  平坦性 ,  相対密度 ,  パターン分類 ,  走行試験 ,  計測システム ,  積載荷重 ,  走行速度 ,  自動車燃料 ,  多重回帰分析
準シソーラス用語： IRI【路面】 ,  *雪氷 ,  雪氷路面

著者キーワード (5件)： fuel efficiency ,  fuel consumption ,  running resistance ,  snow and ice on roads ,  roughness

分類 (3件)： 走行性能  (QG02020S) ,  雪氷工学,寒中工事  (RC03000S) ,  舗装一般  (RC04010K)

引用文献 (13件)：

• 1) Taylor, G. W. : Additional Analysis of the Effect of Pavement Structure Type on Truck Fuel Consumption, Cement Association of Canada, 2002.
• 2) Taylor, G. W. and Patten, J. D. : Effect of Pavement Structure on Vehicle Fuel Consumption Phase III, National Research Council Canada Technical Report, CSTT-HVC-TR-068, 2006.
• 3) 吉本徹,風戸崇之,熊田一彦,笠原篤:高速道路での重量車の転がり抵抗の測定と燃費に及ぼす影響に関する研究,土木学会舗装工学論文集,第14巻,pp. 203-210, 2009.
• 4) 川上篤史,寺田剛,久保和幸,石垣勉:タイヤ/路面転がり抵抗と舗装の路面性状に関する検討,土木学会第68回年次学術講演会概要集,V-617, pp. 1233-1234, 2013.
• 5) Ross, F. R. : Effect of pavement roughness on vehicle fuel consumption, Transportation Research Record, No. 846, pp. 1-6, 1982.

タイトルに関連する用語 (6件)： 路面 ,  雪氷 ,  大型車 ,  走行抵抗 ,  燃費 ,  研究