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J-GLOBAL ID:201702257629584861   整理番号:17A0359891

仙台湾におけるヒラメ稚魚(Paralichthys olivaceus)の生育場の質に及ぼす2011年の巨大津波の影響

Impact of the great tsunami in 2011 on the quality of nursery grounds for juvenile Japanese flounder Paralichthys olivaceus in Sendai Bay, Japan
著者 (6件):
資料名:
巻: 26  号:ページ: 165-180  発行年: 2017年03月 
JST資料番号: W1562A  ISSN: 1054-6006  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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2011年3月11日の東日本大震災で発生した巨大津波が,仙台湾の水深15m以下の砂底のヒラメ稚魚(Paralichthys olivaceus)の生育場の質に及ぼす影響を評価した。生育場の質の指標として稚魚の成長速度を津波の前後で比較した。2011~2013年の採集前の1日と6日の間の近時成長速度(RGR;mm day-1)を耳石成長輪から推定した結果,全長(TL)が24.8~146mmの稚魚について0.84~2.37 mm day-1の範囲であった。これらの結果は文献でのヒラメ稚魚の最大RGRに匹敵した。RGRの線形モデルでは説明変数としてTLと海底温度が選択されたが,主要な餌生物であるアミ類のミツクリハマアミ(Orientomysis mitsukurii)の生物量は却下されたことから,津波後の稚魚の成長速度は餌密度,即ち,生育場に存在する最適な餌料環境に影響を受けていないことが示唆された。観察された成長速度(mm day-1)の線形モデルで稚魚のサイズ頻度分布の経時変化から計算した結果,成長速度は津波前後で変化しなかったことが示唆された。さらに,餌生物の個体数や堆積物のサイズ分布に関する情報がこの結論を支持した。従って,本研究の調査地点のヒラメ稚魚の生育場の質は巨大津波で損傷を受けていないことが考えられた。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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魚類  ,  個体群生態学 
引用文献 (41件):
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