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J-GLOBAL ID：201702257631304408   整理番号：17A1655528

タリム盆地の熱流,深部温度と熱構造【JST・京大機械翻訳】

Heat flow, deep formation temperature and thermal structure of the Tarim Basin, Northwest China

著者 (4件)： Liu Shaowen (南京大学海岸与海島開発教育部重点実験室,江蘇南京,210023) ,  Li Xianglan (南京大学地理与海洋科学学院,江蘇南京,210023) ,  Hao Chunyan (南京大学海岸与海島開発教育部重点実験室,江蘇南京,210023) ,  Li Xudong (南京大学海岸与海島開発教育部重点実験室,江蘇南京,210023)
資料名： Dixue Qianyuan  (Dixue Qianyuan)
巻： 24  号： 3  ページ： 41-55  発行年： 2017年 
JST資料番号： W1503A  ISSN： 1005-2321  CODEN： DQIIA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 中国語 (ZH)

抄録/ポイント： 盆地の熱状態の研究は盆地の成因進化の動力学を検討する上で重要な制約作用があるだけでなく、盆地の石油・ガス資源の評価に基礎的な地熱パラメータを提供することもできる。タリムクラトンは中国の三大古陸塊の一つであり、その上で、中国の内陸最大の海成堆積盆地を発達させ、石油・ガスのポテンシャルが大きく、現在の石油・ガス探査の主なブロックである。タリム盆地における熱状態の初期の研究は,石油掘削の温度データに基づいており,定常状態における高精度の地温測定の欠如により,盆地の精密熱状態の理解を制限することができる。我々は近年、タリム盆地に対して高分解能定常状態深井戸の温度検層を行い、大量の岩石熱物理パラメータの測定と結び付け、タリム盆地の現在の熱状態及び深部熱構造特徴を深く分析した。タリム盆地の地温勾配は15~30°C/kmで、熱流は26~66mW/m2で、平均熱流は43mW/m2である。他の盆地と比較して、タリムは低温の冷熱盆の熱状態を持ち、世界の典型的な前カンブリア紀クラトンと類似の地熱背景を持つ。タリム盆地の二畳紀以来、大きな構造-熱事件の擾乱がなく、そのため、全体の熱状態が低く、骨盤内の局部熱異常は局部構造、基底状態あるいは岩石学的横方向の差異による熱屈折効果などと関係がある。タリム盆地の深部地温の横方向分布特徴は盆地の基底パターンによって制御され、盆地1000mの深さの温度は29~41°Cで、平均は35°Cである。3000mの温度は63~100°Cで,平均は82°Cであった。5000mの温度は97~160°Cで,平均は129°Cであった。盆地の古生代の海成根源岩の底層の深部の地層温度は全体的に液体の窓内にある。タリム盆地の長期的な低温背景と深部埋没過程は盆地の石油・ガスの形成と保存の重要な地熱条件である。タリム盆地の熱流分布によると、地殻熱流は地表熱流の支配を占め、その中で、沈積帽岩の放射性熱は約盆地の地表熱流の20%を占め、推定したマントル熱流は6~15mW/m2であり、この範囲は世界の前カンブリア紀のマントル熱流と一致する。タリム盆地とチベット高原には顕著な地熱差があり、この継承性熱の差異はインド-ユーラシア大陸衝突まで遡る前に、地熱の差異は二大構造区の深部岩石圏のレオロジーと強度に強い不均質性があり、現在観測された差異活動の構造パターンを形成した。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 地熱 ,  堆積盆地 ,  リソスフェア ,  *盆地 ,  海洋 ,  インド ,  地温 ,  *熱流 ,  不均一性 ,  中華人民共和国 ,  クラトン ,  石油 ,  地層 ,  マントル
準シソーラス用語： *タリム盆地 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： heat flow ,  thermal structure ,  formation temperature ,  oil window ,  Tarim Basin

分類 (2件)： 石油・ガス鉱床  (DE09050D) ,  地質構造・テクトニクス  (DE04030Y)

タイトルに関連する用語 (4件)： タリム盆地 ,  熱流 ,  深部温度 ,  熱構造