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J-GLOBAL ID:201702257720812262   整理番号:17A0140585

バイオ伝熱の進展 電場・温度場制御による細胞・組織の不可逆エレクトロポレーション

著者 (2件):
資料名:
巻: 56  号: 234  ページ: 7-16  発行年: 2017年01月01日 
JST資料番号: Y0128A  ISSN: 1344-8692  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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エレクトロポレーションは,電気パルスの印加により,細胞壁の透過性を一時的に高め,細胞内に外来物質を導入する方法である。電気パルスを用いた悪性腫瘍の治療法として,従来から電気化学療法(エレクトロケモセラピー)があった。本稿では,不可逆エレクトロポレーション(IRE)による悪性腫瘍治療の原理と研究動向について紹介する。IREの最大の利点は,非熱的に細胞を壊死できることである。悪性腫瘍の治療に応用するためには,電場と温度場を制御し,組織温度上昇を抑えて,標識組織を全て除去できるような,電気パルスの局所印加条件を見出す必要がある。本稿では細胞膜の構造と性質,膜破壊の機構,膜破壊閾値などの原理を解説した後,腫瘍除去治療をめざした研究動向(数値解析,動物実験,臨床研究)を紹介した。臨床研究は,2010年にThaomsonらが,IRE施術装置(NanoKnife)を用いて開始し,日本でも,2014年にこれを用いた臨床研究が行われている。最後に,IREの生体ファントム実験と数値解析結果,および定電圧化への取り組みを示した。
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分類 (1件):
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熱伝導 
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