文献
J-GLOBAL ID:201702257882724258   整理番号:17A1486281

可溶性エポキシドヒドロラーゼ阻害剤AUDAはp38/Smad3経路を阻害することによりマウスにおけるブレオマイシン誘発性肺毒性を減少させる【Powered by NICT】

Soluble epoxide hydrolase inhibitor AUDA decreases bleomycin-induced pulmonary toxicity in mice by inhibiting the p38/Smad3 pathways
著者 (11件):
資料名:
巻: 389  ページ: 31-41  発行年: 2017年 
JST資料番号: D0444C  ISSN: 0300-483X  CODEN: TXCYAC  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ブレオマイシン(BLM)は,癌化学療法における重要な位置与えた強力な腫瘍細胞致死特性を持っているが,肺毒性は重篤な副作用である。可溶性エポキシドヒドロラーゼ(sEH)阻害剤は線維症モデルにおいて保護作用を持つことが報告されているが,BLM誘発肺毒性および線維症のsEH阻害剤,AUDAの影響は研究されていない。本研究では,肺機能,炎症反応,線維リモデリング,およびシグナル伝達経路における変化をモニタリングすることによりin vitroでのマウスモデルでBLM誘発肺線維症および形質転換成長因子(TGF)-β_1誘導上皮増殖と上皮間葉移行(EMT)に及ぼすAUDAの影響を評価した。AUDAは三週間毎日胃内投与(i.g)により投与した,BLMの気管内注入後七日で開始した。全ての検査は最後のi.g.24時間後に行った。in vivoでは,AUDAは肺機能と体重におけるBLM誘導低下を有意に改善し,炎症性細胞蓄積とm RNAおよび蛋白質発現肺組織におけるインターロイキン(IL)- 1β,TGFβ_1,およびマトリックスメタロプロテイナーゼ9(MMP 9)を阻害した。AUDAはコラーゲン線維のBLM-誘導性沈着,肺胞構造の破壊,および肺実質を減弱させた。AUDAはSmad3/p38シグナル伝達経路を阻害することによりα-平滑筋アクチン(α SMA)とE-カドヘリンの発現を調節した。in vitro,AUDAはTGFβ_1誘導上皮細胞及び線維芽細胞増殖,sEH発現とα-SMA発現を有意に阻害し,上皮細胞におけるエポキシエイコサトリエン酸(EET)レベルとE-カドヘリン発現を増加させた。これらの効果はSmad3およびp38シグナル伝達経路を下方制御することによりAUDAにより阻害された。まとめると,これらのデータは,sEH阻害剤による処理はBLM誘発肺毒性を改善する可能性があることを示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  有機化合物の毒性 

前のページに戻る