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J-GLOBAL ID：201702257986729860   整理番号：17A0972231

ラットモデルにおける腸粘膜バリアに対するシンバイオティクスの影響【Powered by NICT】

Effects of synbiotics on intestinal mucosal barrier in rat model

著者 (5件)： Xue Zhigang (Department of General Surgery, Peking Union Medical College Hospital, Chinese Academy of Medical Sciences, Beijing, China) ,  Yu Jianchun (Department of General Surgery, Peking Union Medical College Hospital, Chinese Academy of Medical Sciences, Beijing, China) ,  Zhao Mingli (Department of General Surgery, Nanfang Hospital, Southern Medical University, Guangzhou, China) ,  Kang Weiming (Department of General Surgery, Peking Union Medical College Hospital, Chinese Academy of Medical Sciences, Beijing, China) ,  Ma Zhiqiang (Department of General Surgery, Peking Union Medical College Hospital, Chinese Academy of Medical Sciences, Beijing, China)
資料名： Clinical Nutrition Experimental  (Clinical Nutrition Experimental)
巻： 13  ページ： 12-21  発行年： 2017年 
JST資料番号： W3081A  ISSN： 2352-9393  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 腸バリア機能に及ぼすシンバイオティクスの保護効果,およびラットモデルにおける腸バリア機能に及ぼすプロバイオティックスおよびプレバイオティックスへの優先度を検討した。を無作為に四群:対照群(n=8),プロバイオティクス群(n=8),プレバイオティクス群(n=8)あるいはシンバイオティクス群(n=8)に32匹のラットを分けた。全てのラットは手術日と最初の手術日(POD1)に及ぼす盲腸切除と胃ろう造設術,チューブフィーディングアモキシシリン50mgとメトロニダゾール20mgを投与した。障害腸管バリアモデルの確立後,4群のラットは,それぞれ無傷蛋白質経腸栄養,無傷蛋白質経腸栄養+二分三重実行可能な,無傷蛋白質経腸栄養食物繊維と,無傷蛋白質経腸栄養食物繊維と+二分三重生を受けた。結腸粘膜の血液,尿および組織試料をPOD6を収集した。その後,ラクツロース/マンニトール(L/M)比,ある種の腸内ミクロフローラの濃度,細菌移行速度,門脈血清のエンドトキシン濃度および結腸粘膜の厚さを測定した。プロバイオティクス群[(0.828±0.366)×10~7CFU/g]とシンバイオティクス群[(1.424±0.928)×10~7CFU/g]における乳酸かん菌の濃度は対照群[(0.046±0.037)×10~7CFU/g]とプレバイオティクス群[(0.074±0.046)×10~7CFU/g],P<0.05より有意に高かった。プロバイオティクス群[(0.876±0.701)×10~7CFU/g]とシンバイオティクス群[(2.246±1.112)×10~7CFU/g]におけるビフィズス菌の濃度は対照群[(0.072±0.051)×10~7CFU/g]とプレバイオティクス群[(0.072±0.051)×10~7CFU/g],P<0.05におけるそれらよりも有意に高く,一方シンバイオティクス群におけるビフィズス菌の濃度はプロバイオティクス群,P<0.05より有意に高かった。シンバイオティクス群(0.78±0.43)の低エネルギー領域におけるL/M存在比は対照群(1.45±0.40),プロバイオティクス群(1.08±0.22)とプレバイオティクス群(1.35±0.38),P<0.05より有意に低かった。シンバイオティクス群(228.2±13.9 μm)における結腸粘膜の厚さは対照(198.5±10.3 μm),プロバイオティクス(199.8±11.8 μm)とプレバイオティクス群(206.2±11.7 μm),P<0.01のそれらより有意に高かった。シンバイオティクス群の細菌移動速度は対照群(34.38% vs 80%, P<0.05)のそれより有意に低かったが,プロバイオティクス群(40.63%)とプレバイオティクス群(53.13%)と比較して有意差は見られなかった。プロバイオティクスは結腸プロバイオティクスの濃度を改善することができるが,シンバイオティクスは結腸におけるプロバイオティクス濃度と粘膜の厚さを改善し,L/M比と細菌の移動を減少させることができる。シンバイオティクスは盲腸切除と胃ろう造設術後のラットにおける腸粘膜バリアと特異的抗生物質の介入に保護効果を示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 経腸栄養 ,  プロバイオティクス ,  ビフィズス菌 ,  *腸粘膜 ,  抗生物質 ,  内毒素 ,  食物繊維 ,  結腸 ,  タンパク質 ,  血清 ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族カルボン酸 ,  第二アルコール ,  ヒドロキシ酸
準シソーラス用語： 腸内フローラ ,  プレバイオティクス ,  バリア機能 ,  *シンバイオティクス , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： シンバイオティクス ,  プロバイオティクス ,  粘膜障壁 ,  ラットモデル

分類 (2件)： 食品の化学・栄養価  (FJ01020J) ,  食品工業一般  (FJ02010F)

物質索引 (1件)： 乳酸

タイトルに関連する用語 (5件)： ラット ,  モデル ,  腸粘膜 ,  バリア ,  シンバイオティクス