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J-GLOBAL ID：201702258211867550   整理番号：17A0635359

水溶性ポルフィリンの自己組織化により誘起されるリポソームの可逆的ベシクル-円板転移

Reversible Vesicle-to-Disk Transitions of Liposomes Induced by the Self-Assembly of Water-Soluble Porphyrins

著者 (5件)： SUGIKAWA Kouta (Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima, JPN) ,  TAKAMATSU Yutaro (Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima, JPN) ,  YASUHARA Kazuma (Nara Inst. of Sci. and Technol., Nara, JPN) ,  UEDA Masafumi (Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima, JPN) ,  IKEDA Atsushi (Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima, JPN)
資料名： Langmuir  (Langmuir)
巻： 33  号： 4  ページ： 1023-1029  発行年： 2017年01月31日 
JST資料番号： A0231B  ISSN： 0743-7463  CODEN： LANGD5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 3,10,15,20-テトラキス(4-スルホナートフェニル)ポルフィリンは低pHでH₂TPPS^4-からH₄TPPS^2-となり,積層円盤構造から繊維状のJ凝集体構造に転移する。DPPCのリポソームにTPPSを添加してリポソーム構造におよぼす影響を紫外可視吸収スペクトル,動的光散乱,クライオ透過型電子顕微鏡により調べた。TPPSは脂質膜表面に強く吸着し,酸性では脂質構造がベシクルから積層円盤に変化することを見いだした。中性化によりナノサイズのリポソームが可逆的に再生した。TPPSのJ凝集体が脂質との多点結合により平坦化を生じ,積層構造の層間結合剤として働くと推定した。

シソーラス用語： *自己組織化 ,  *リポソーム ,  ベシクル ,  円板 ,  可逆変化 ,  *相転移 ,  積層構造 ,  分子集合体 ,  添加物効果 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  動的光散乱 ,  透過型電子顕微鏡 ,  脂肪酸 ,  レシチン
準シソーラス用語： J凝集体 ,  クライオ透過型電子顕微鏡

分類 (3件)： 分子化合物  (CE02000C) ,  分子間相互作用  (BH07020P) ,  ミセル  (CB11020N)

物質索引 (2件)： DPPC ,  meso-テトラキス(p-スルホナトフェニル)ポルフィリン

タイトルに関連する用語 (7件)： 水溶性 ,  ポルフィリン ,  自己組織化 ,  誘起 ,  リポソーム ,  ベシクル ,  円板