文献

J-GLOBAL ID：201702258213374838   整理番号：17A0716342

原子炉用黒鉛における温度依存性マルチスケール気孔成長と窒素拡散

Temperature-Dependent Multi-Scale Pore Evolution and Nitrogen Diffusion in Nucelar Graphite

著者 (7件)： ZHU Longkui (Tsinghua Univ., Beijing, CHN) ,  TU Menghe (China Inst. Atomic Energy, Beijing, CHN) ,  LI Zhengcao (Tsinghua Univ., Beijing, CHN) ,  LI Mingyang (Tsinghua Univ., Beijing, CHN) ,  MIAO Wei (Tsinghua Univ., Beijing, CHN) ,  LI Hong (Tsinghua Univ., Beijing, CHN) ,  VOLINSKY Alex A. (Univ. South Florida, FL)
資料名： Metallurgical and Materials Transactions. A. Physical Metallurgy and Materials Science  (Metallurgical and Materials Transactions. A. Physical Metallurgy and Materials Science)
巻： 48  号： 6  ページ： 3008-3016  発行年： 2017年06月 
JST資料番号： E0265B  ISSN： 1073-5623  CODEN： MTTABN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高温ガス炉(HTGR)における放射性炭素の生成抑制を目的として黒鉛中の窒素拡散と気孔成長を熱重量分析やCT画像などで調べた。窒素拡散過程中の黒鉛の安定した重量損失は黒鉛マトリックスから外部に逃げる窒素分子に対応して温度と共に徐々に増加した。窒素拡散の活性化エネルギーは約2.5kJ/molであった。安定重量損失のピーク値は573Kから673Kに現れた。気孔内の¹⁴NとHTGR操作中に生成する¹⁴Cを最小にするためにHTGR設置前の多孔質黒鉛を573Kから673Kの真空中に保つ必要がある。窒素拡散処理後の気孔率は高温側で高くなり,またナノサイズの気孔に比べミクロンサイズの気孔が多くなった。これは冷却中の小さなサイズの隣接空孔間膜が破壊し合体したためである。

シソーラス用語： HTGR型原子炉 ,  *グラファイト ,  温度依存性 ,  規模 ,  成長 ,  *窒素 ,  重量損失 ,  活性化エネルギー ,  多孔性 ,  真空 ,  熱膨張 ,  冷却 ,  酸化 ,  *気孔 ,  炭素同位体 ,  放射性同位体 ,  固体内拡散
準シソーラス用語： マルチスケール ,  格子膨張 ,  放射性炭素

分類 (2件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  原子炉炉心・制御系  (MD04020T)

タイトルに関連する用語 (6件)： 温度依存性 ,  マルチスケール ,  気孔 ,  成長 ,  窒素 ,  拡散