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J-GLOBAL ID:201702258243289535   整理番号:17A1424690

A型ボツリヌス毒素の抗侵害作用におけるサブスタンスPの関与:ノックアウトマウスからの証拠【Powered by NICT】

Involvement of substance P in the antinociceptive effect of botulinum toxin type A: Evidence from knockout mice
著者 (9件):
資料名:
巻: 358  ページ: 137-145  発行年: 2017年 
JST資料番号: T0919A  ISSN: 0306-4522  CODEN: NRSCDN  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ボツリヌス毒素A型(BoNT/A)の抗侵害作用は行動動物実験と臨床現場で実証されてきた。はこの効果はCNSにおける毒素活性と関連していることを示したが,機構は完全には理解されていない。サブスタンスP(SP)は疼痛と掻痒を伝える一次求心性ニューロンにおける主要な神経伝達物質の一つである。このように,ここでは,遺伝子ノックアウトを用いてSP仲介透過及びBoNT/A抗侵害作用の関係を検討した。足底(i.pl.)注入されたBoNT/Aの抗侵害受容活性はSP/neurokinin A(tac1~ / )またはSP優先受容体ニューロキニン1(tac1r~ / )をコードする遺伝子を欠くマウスで調べ,C57Bl/6J野生型動物を制御するために比較した。BoNT/A作用はホルマリンとCFAにより誘導された炎症性疼痛,および部分的坐骨神経結紮により誘発された神経因性疼痛で評価した。CNSにおけるBoNT/A活性はc-FosとBoNT/Aへき開SNAP-25免疫組織化学により検討した。野生型マウスでは,急性(ホルマリン誘発)と慢性とう痛(神経因性および炎症性)は末梢に注射されたBoNT/Aにより減少した。tac1~ / およびtac1r~ / ノックアウトマウスでは,BoNT/Aは鎮痛効果を示さなかった。対照動物ではBoNT/Aは腰部後角におけるホルマリン誘発c-Fos発現を減少させたが,ノックアウトマウスにおけるc-Fos発現は減少しなかった。末梢毒素注射後,切断されたSNAP-25はすべての動物の遺伝子型における腰椎後角で生じた。BoNT/A抗侵害活性はSPとニューロキニン1受容体をコードする遺伝子を欠く動物には存在せず,中枢感覚領域における毒素の酵素活性の存在にもかかわらずであった。SP作動システムの完全性はBoNT/Aの抗侵害受容活性に必要であることを結論した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (5件):
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生理活性ペプチド  ,  その他の感覚  ,  末梢神経系  ,  細胞膜の受容体  ,  細胞生理一般 
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