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J-GLOBAL ID:201702258252771200   整理番号:17A0524638

非置換およびフッ素化パラジウムフタロシアニン薄膜: 構造とアンモニアおよび水素応答特性

Thin Films of Unsubstituted and Fluorinated Palladium Phthalocyanines: Structure and Sensor Response toward Ammonia and Hydrogen
著者 (10件):
資料名:
巻: 121  号:ページ: 1200-1209  発行年: 2017年01月19日 
JST資料番号: W1877A  ISSN: 1932-7447  CODEN: JPCCCK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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パラジウムフタロシアニン(PdPc)およびフッ素化PdPc(PdPcF<sub>16</sub>)を合成し,スライドガラス,シリコンもしくは水晶基板上に室温,減圧(10<sup>-5</sup>Torr)下で有機分子ビーム蒸着してそれぞれの薄膜(膜厚120nm)を作製し,AFM,XRD,UV-visスペクトル,FTIR,により結晶構造を調べ比較した。XRDによるPdPc粉末の結晶構造は三斜晶系単位格子からなるα-PdPc相をとるが,その薄膜は基板(001)面に平行に強い配向性を示した。PdPcF<sub>16</sub>多結晶はα-PdPc相とは異なり,また,その薄膜はα-PdPc(150-220nm)に比べ小さな粒子(<100nm)から形成されていた。次いで,Pt櫛形電極上に両薄膜を形成させたセンサーを作成し,NH<sub>3</sub>ガス(10-50ppm)およびH<sub>2</sub>ガス(1000-5000ppm)応答性を可逆的電気伝導度変化から調べ,両者は共にアンモニアおよび水素ガスセンサーとしての優れた性能を持つことを明らかにした。さらに密度汎関数理論(DFT)計算により,錯体の安定性とNH<sub>3</sub>およびH<sub>2</sub>のPdPcおよびPdPcF<sub>16</sub>との相互作用を調べた。アンモニアはフタロシアニンの中心金属と相互作用して電荷移動錯体を形成するが,PdPcF<sub>16</sub>との結合エネルギー(-0.360eV)はPdPc(-0.312eV)に比べ高い値を示した。一方,PdPcF<sub>16</sub>およびPdPcに対するH<sub>2</sub>の結合エネルギーはそれぞれ-0.083eV,-0.085eVと共に低い値を示した。
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分類 (6件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
八員環以上の複素環化合物  ,  白金族元素の錯体  ,  有機化合物の薄膜  ,  物理的手法を用いた吸着の研究  ,  無機化合物の電気分析  ,  数値計算 

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