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J-GLOBAL ID：201702258324622501   整理番号：17A0617421

非晶質前駆体を介した結晶性炭酸塩鉱物の形成におけるMg²⁺/Ca²⁺の活量比の制御

Control of Mg²⁺/Ca²⁺ Activity Ratio on the Formation of Crystalline Carbonate Minerals via an Amorphous Precursor

著者 (6件)： PURGSTALLER Bettina (Graz Univ. Technol., Graz, AUT) ,  KONRAD Florian (Graz Univ. Technol., Graz, AUT) ,  DIETZEL Martin (Graz Univ. Technol., Graz, AUT) ,  IMMENHAUSER Adrian (Inst. of Geology, Mineralogy and Geophysics, Bochum, DEU) ,  MAVROMATIS Vasileios (Graz Univ. Technol., Graz, AUT) ,  MAVROMATIS Vasileios (Geosciences Environnement Toulouse, CNRS, Toulouse, FRA)
資料名： Crystal Growth & Design  (Crystal Growth & Design)
巻： 17  号： 3  ページ： 1069-1078  発行年： 2017年03月 
JST資料番号： W1323A  ISSN： 1528-7483  CODEN： CGDEFU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 生物鉱化や地上の炭酸塩鉱物の形成における先駆体としての準安定な非晶質炭酸カルシウム(ACC)の役割が重要であることが知られている。ここでは,7.8~8.8のpHで初期Mg/Ca比が1/3~1/8の反応溶液から得られたMgを10mol%で含むACCからの,結晶性CaCO₃への変態にかかわる条件を調べた。ACCが形成した後の,反応液中のMgイオンとCaイオンの活量比,a(Mg²⁺)/a(Ca)に応じて,5~8の範囲ではMg-カルサイトが,またこの比が8~12の範囲ではモノハイドロカルサイト,CaCO₃・H₂Oが形成することが判った。また母液から取り出されたACCは,反応液のpHに依らず大気中で吸着水への溶解を介してMg-カルサイトへ変態した。

シソーラス用語： 鉱化作用 ,  *非晶質 ,  *結晶 ,  生物 ,  方解石 ,  カルシウム化合物 ,  金属イオン ,  マグネシウム化合物 ,  *相変態 ,  *炭酸カルシウム ,  前駆体 ,  *活量 ,  *炭酸塩鉱物
準シソーラス用語： カルサイト ,  カルシウムイオン ,  バイオミネラリゼーション ,  マグネシウムイオン

分類 (3件)： 塩  (CD01050V) ,  固相転移  (BL04020G) ,  その他の無機化合物の結晶成長  (BK13060T)

タイトルに関連する用語 (5件)： 非晶質 ,  前駆体 ,  結晶性 ,  炭酸塩鉱物 ,  活量