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J-GLOBAL ID：201702258561768200   整理番号：17A0776961

熱風炉における逆解析の実験的検討: 熱伝導逆問題解析による耐火物の厚さ測定に関する基礎的研究 第2報

On-Site Experimental Investigation on Thickness Estimation for the Hot-Blast Stove: A Basic Study on Thickness Measurement of the Refractory by Heat Conduction Inverse Analysis 2nd Report

著者 (4件)： 遠藤英樹 (神鋼検査サービス(株)) ,  阪上隆英 (神戸大学 大学院) ,  斉田圭佑 (神戸大学 大学院) ,  久保司郎 (摂南大学 理工学部)
資料名： 圧力技術  (Journal of High Pressure Institute of Japan)
巻： 55  号： 2  ページ： 60-69(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： S0913A  ISSN： 0387-0154  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 製鉄所の熱風炉は高炉に高温空気を送るための巨大な熱交換器である。高炉を操業する時,熱風炉を連続して運転せねばならない。熱風炉の停止の原因の一つは耐火物の損傷による事故である。鉄皮を保護するための耐火物材料の寿命を知ることは,事故を防止するために必要である。著者らは,熱伝導による遅延時間から耐火物の厚みを推定する逆解析法を提案した。本論文は,運転によって生じる炉中の温度変化を用いて熱風炉の耐火物の厚みを調べるための方法を記す。初めに,ケーシングの温度変化に焦点を合わせ,如何に耐火物の損傷部分を抽出するかを調べた。第二に,熱伝導による遅延を正確に得るために測定データから如何にノイズの影響を除去するかを調べた。さらに,提案した方法を用いて,耐火物の厚みを推定した。厚みは高い精度で提案した手法により推定できることを見出した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 製鉄所 ,  高炉 ,  *熱風炉 ,  *耐火物 ,  損傷 ,  余寿命 ,  解析 ,  時間 ,  伝導伝熱 ,  輸送現象
準シソーラス用語： 熱伝導 ,  逆解析 ,  遅延時間

著者キーワード (6件)： Hot-blast stove ,  Refractory ,  hickness measurement ,  Inverse problem ,  Heat conduction ,  Time delay

分類 (2件)： 熱交換器,冷却器  (PA03020G) ,  耐火物  (YC04030N)

引用文献 (11件)：

• 1) 例えば 金滿秀和, 前川典正, 井上航哉, 嶋津弘志, 古谷俊治, 国重直樹, 大下伸浩; “新型熱風炉⁄炉頂燃焼メタリックバーナー式熱風炉の商品化∼低コスト及び省エネルギーの実現∼”, 新日鉄住金エンジニアリング技報, Vol. 4, pp. 2-7 (2013) .
• 2) 檀上武克, 川口敦史, 西本重人; “AEによる熱風炉の欠陥位置の評価”, アコースティック•エミッション総合コンファレンス論文集, 13th, pp. 107-110 (2000) .
• 3) 湯山茂徳; “アコースティック エミッション (AE) 法による腐食損傷評価”, 防食技術, Vol. 35, No. 3, pp. 163-170 (1986) .
• 4) 吉本松男, 村上弘一, 中村正治; “高温TOFD法による鋼構造物の遠隔亀裂診断技術の実用化”, JFE技報, Vol. 27, pp. 4-8 (2011) .
• 5) 松島巖; “溶接部の腐食 () 溶接部の応力腐食割れと対策”, 溶接学会誌, Vol. 61, No. 4, pp. 269-277 (1992) .

タイトルに関連する用語 (7件)： 熱風 ,  解析 ,  実験 ,  熱伝導逆問題 ,  耐火物 ,  厚さ測定 ,  基礎的研究