文献

J-GLOBAL ID：201702258631171613   整理番号：17A1604931

金属-有機骨格物質から多孔性炭素多面体まで 高度に可逆的なリチウム貯蔵に向けて

From Metal-Organic Framework to Porous Carbon Polyhedron: Toward Highly Reversible Lithium Storage

著者 (6件)： PENG Hai-Jun (South China Normal Univ., Guangzhou, CHN) ,  HAO Gui-Xia (Hanshan Normal Univ., Guangdong, CHN) ,  CHU Zhao-Hua (Hanshan Normal Univ., Guangdong, CHN) ,  CUI Ying-Lin (South China Normal Univ., Guangzhou, CHN) ,  LIN Xiao-Ming (South China Normal Univ., Guangzhou, CHN) ,  CAI Yue-Peng (South China Normal Univ., Guangzhou, CHN)
資料名： Inorganic Chemistry  (Inorganic Chemistry)
巻： 56  号： 16  ページ： 10007-10012  発行年： 2017年08月21日 
JST資料番号： C0566A  ISSN： 0020-1669  CODEN： INOCAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 新たに設計したT型配位子5-(4-ピリジン-4-イル-ベンゾイルアミノ)イソフタル酸(H₂PBAI)をソルボサーマル条件下にZn(II)イオンと錯体化して得た金属-有機骨格物質をN₂気流中,800~1000°Cで炭化することで,多孔性炭素多面体(PCP)を合成し,リチウムイオン蓄電池のアノード材料としての電気化学的性能を試験した。得られたPCPの結晶構造,モルフォロジー,熱特性,化学構造,表面積および細孔径等の基礎的性質は,XRDやSEM等を用いて解析した。アノード特性では,電流電圧特性や電池容量と充放電サイクルとの関係を測定し,検討した。1000°Cで炭化して得たPCPは,200サイクル後,電流密度500mA g^-1でほぼ1125mAh g^-1という最も高い可逆的な電池容量を示し,優れたサイクル安定性と良好な定格容量も示した。これは,本PCPの大きな接近可能な表面積と高い電気伝導率に起因した。

シソーラス用語： *リチウムイオン電池 ,  電極材料 ,  *アノード ,  *炭素 ,  *多孔質体 ,  炭化 ,  包接化合物 ,  化学合成 ,  芳香族カルボン酸 ,  亜鉛化合物 ,  結晶構造 ,  モルフォロジー ,  表面積 ,  細孔径 ,  電流電圧特性 ,  *電池容量 ,  *充放電サイクル ,  定格 ,  作用機序
準シソーラス用語： ソルボサーマル合成 ,  リチウムイオン蓄電池 ,  金属-有機骨格物質 ,  硝酸亜鉛 ,  多孔性炭素

分類 (2件)： 電気化学反応  (CB07050F) ,  二次電池  (YB04030K)

物質索引 (1件)： 5-[4-(4-ピリジル)ベンゾイルアミノ]イソフタル酸

タイトルに関連する用語 (5件)： 骨格 ,  物質 ,  多孔性炭素 ,  多面体 ,  リチウム貯蔵