抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿は,天理駅前広場を賑わいの拠点にすることについて報告した。先ず,奈良県のJR近畿天理駅の駅前広場整備計画で,広場の総面積は約6,000m
2,その敷地にカフェやレンタルサイクルをはじめとするショップ,総合案内所,待合スペース,屋外ステージ,遊具などを備えること,平成26年に「天理駅前広場等空間デザイン作成等業務公募型プロポーザル」が行われたのちに整備が進められ,平成29年4月1日にオープンしたこと等を報告した。次に,デザインコンセプトに関し,天理市内に多数点在し,日常の風景に美しく溶け込んでいる「古墳」をアイコンとしたこと等を報告した。更に,広場名称に関し,広場の名称「コフフン」は,デザインの主要モチーフである「古墳」と「フフン~」と思わず鼻歌を歌いたくなるような心地良さを提供したいという想いや,天理市民が「フフンッ」と他人に笑顔で自慢できるような場所となって欲しいことから付けられたこと等を報告した。最後に,デザイナーの想いとして,古墳の段差になっている部分をイスにするなど,形状をうまく使ってデザインすることを考えたこと,アイコン性がありながら,使い方を想定しすぎない緩さを目指し,『大きな家具』をつくろうという構想で始めたこと等を報告した。