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J-GLOBAL ID:201702258755947677   整理番号:17A0760544

強力EGFR阻害剤としてのアリールセミカルバゾン骨格を有するキナゾリン類似体の設計と合成とドッキングの研究

Design, synthesis, and docking studies of quinazoline analogues bearing aryl semicarbazone scaffolds as potent EGFR inhibitors
著者 (9件):
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巻: 25  号: 12  ページ: 3148-3157  発行年: 2017年06月15日 
JST資料番号: W0556A  ISSN: 0968-0896  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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アリールセミカルバゾン骨格を有する2系列のキナゾリン誘導体(15種のテトラヒドロフラニルオキシ置換キナゾリン誘導体と15種のメトキシ置換キナゾリン誘導体)を設計し,合成して4種の癌細胞株(A549,HepG2,MCF-7,PC-3)に対するIC50値を評価した。選択した化合物(S,E)-N-(4-((3-クロロ-4-フルオロフェニル)アミノ)-7-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)キナゾリン-6-イル)-2-(4-ヒドロキシベンジリデン)ヒドラジンカルボキサミド(化合物9o)のEGFRキナーゼに対する阻害活性をさらに評価した。4種の化合物が優れた細胞毒活性と選択性を示し,IC50値は1桁μMからナノモルの範囲であった。これらのうちの2種は一つまたはそれ以上の細胞株に対して陽性対照アファチニブと同等以上の活性を示した。最も有望な化合物9oはA549,HepG2,MCF-7およびPC-3癌細胞株およびEGFRキナーゼに対して最も良好な活性を示し,IC50値は1.32±0.38μM,0.07±0.01μM,0.91±0.29μMおよび4.89±0.69μMであり,これらはアファチニブ(それぞれ1.40±0.83μM,1.33±1.28μM,2.63±1.06μMおよび3.96±0.59μM)と同等以上の活性であった。最も有望な化合物9oのEGFRキナーゼに対する活性(IC5056nM)はアファチニブ(IC501.6nM)より僅かに低かったが,基準のスタウロスポリン(IC50238nM)の活性よりも高かった。化合物9oの用量を増加させて行ったフローサイトメトリー解析の結果は,化合物9oが用量依存的にA549と細胞の著しいアポトーシスを誘導できることを示した。構造活性相関(SAR)およびドッキング研究からは,シンナムアミド基をアリールセミカルバゾン骨格に置換すると,抗腫瘍活性が僅かに減少することが分かった。これらの結果は,C4でのヒドロキシ置換が活性に有意な影響を与え,テトラヒドロフラン基のメチル置換が活性にとって有益ではないことを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (5件):
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ピリミジン  ,  薬物の合成  ,  薬物の構造活性相関  ,  抗腫よう薬の基礎研究  ,  計算機シミュレーション 
物質索引 (3件):
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