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J-GLOBAL ID:201702258850931100   整理番号:17A1020526

エレクトロスプレイ質量分析に結合した抽出/イオン化装置を用いた乳中のキラルオフロキサシンのオンライン同定【Powered by NICT】

On-line Identification of chiral ofloxacin in milk with an extraction/ionization device coupled to Electrospray Mass Spectrometry
著者 (7件):
資料名:
巻: 171  ページ: 190-196  発行年: 2017年 
JST資料番号: E0324A  ISSN: 0039-9140  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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複雑なマトリックス系でのキラル薬物の直接分離と分析は,意味があり困難である。最も一般的な広域スペクトル抗生物質として,レボフロキサシンは強い抗菌能力を持っているが,そのエナンチオマ,dextrofloxacinはヒトの健康に重大な害を及ぼす可能性がある。本研究では,牛乳の複雑なマトリックス中のオフロキサシンエナンチオマのキラル分析のためのエレクトロスプレイ質量分析(ESI MS)と組み合わせた迅速オンライン抽出/イオン化装置を報告した。オフロキサシンは,水及び殆どの有機溶媒に溶解することは困難であるので,複雑なシステムにおけるオフロキサシンを分離する手順はしばしば複雑である。自家製装置を用いて,試料前処理プロセスを大きく単純化した。乳試料を直接注入し,試料中のキラルオフロキサシンは更なるイオン化のためのPTFE膜で抽出した。サンプリング,抽出,試薬混合,イオン化と質量分析を含むすべての手順を完了する10s未満であった。反応熱力学法を用いて,三量体クラスタイオン[Ni~II(ref)2Ofloxacin H]~+が形成され,衝突解離Ni~II結合した三量体クラスタの解離により生成した二種のジアステレオマクラスタの異なる相対的安定性によるレボフロキサシンとdextrofloxacinのキラル分割を得た。提案した方法により,牛乳中のオフロキサシンの定性的および定量的キラル分析は簡単で高速なやり方で成功裏に達成した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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有機化合物の各種分析 
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