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J-GLOBAL ID：201702258938428640   整理番号：17A1017605

求電子N-F試薬のN-F結合強度の体系的評価: 原子フッ素供与能力についてのヒント

A Systematic Evaluation of the N-F Bond Strength of Electrophilic N-F Reagents: Hints for Atomic Fluorine Donating Ability

著者 (5件)： YANG Jin-Dong (Nankai Univ., Tianjin, CHN) ,  WANG Ya (Nankai Univ., Tianjin, CHN) ,  XUE Xiao-Song (Nankai Univ., Tianjin, CHN) ,  CHENG Jin-Pei (Nankai Univ., Tianjin, CHN) ,  CHENG Jin-Pei (Tsinghua Univ., Beijing, CHN)
資料名： Journal of Organic Chemistry  (Journal of Organic Chemistry)
巻： 82  号： 8  ページ： 4129-4135  発行年： 2017年04月21日 
JST資料番号： C0328A  ISSN： 0022-3263  CODEN： JOCEAH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 従来求電子N-F試薬とされていたいくつかがラジカル反応性を持つ事が最近発見され,ラジカルフッ素化の復興の口火が切られた。求電子N-F試薬のN-F結合分離エンタルピー(BDE)についての知識は,それらの反応性を理解するうえで不可欠であるが,徹底した文献調査を行ったところ,そのような情報がとても少ないことが分かった。そのため,求電子N-F試薬のN-F BDEsに関しての最初の体系的計算を行うことにした。88種類の求電子N-F試薬の計算で得たN-F BDEスケールは,アセトニトリル中で,49.3から80.0kcalmol^-1にわたっていた。N-F試薬の大きなバラエティとN-F BDEsの広いスパンは,このスケールを,将来斬新な試薬を合理的に設計するためだけでなく,新規なラジカルフッ素化を探索するための適当な試薬を賢明に選択するためにも有用な道具にするものであった。

シソーラス用語： 強度 ,  化学結合 ,  *求電子試薬 ,  *エンタルピー ,  計算 ,  密度汎関数法 ,  *フッ素化 ,  *ラジカル反応
準シソーラス用語： N-F結合 ,  *ラジカルフッ素化 ,  *求電子N-F試薬 ,  *結合解離エンタルピー ,  結合強度 ,  密度汎関数計算

分類 (1件)： 分子の性質一般  (BH05031D)

物質索引 (7件)： 1-フルオロピリジニウム ,  フルオロビス(フェニルスルホニル)アミン ,  フルオロビス(4-メトキシフェニルスルホニル)アミン ,  N-フルオロ-N,4-ジメチルベンゼンスルホンアミド ,  1-フルオロピロリジン-2,5-ジオン ,  1-フルオロ-4-(クロロメチル)-1,4-ジアゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ,  (aS)-2,2′-(フルオロイミノビススルホニル)-1,1′-ビナフタレン

タイトルに関連する用語 (9件)： 電子 ,  試薬 ,  結合強度 ,  体系 ,  評価 ,  原子 ,  フッ素 ,  能力 ,  ヒント