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J-GLOBAL ID：201702259039506668   整理番号：17A0579892

サンゴ洲島における砂州の季節変動-Maldives Embudu Village島の例

Seasonal Variation of Sandy Beach on a Coral Cay-Example of Embudu Village Island in Maldives

著者 (3件)： 宇多高明 (土木研究セ) ,  芹沢真澄 (海岸研究室) ,  宮原志帆 (海岸研究室)
資料名： 地形  (Transactions Japanese Geomorphological Union)
巻： 38  号： 2  ページ： 165-181  発行年： 2017年04月25日 
JST資料番号： X0735A  ISSN： 0389-1755  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： インド洋の熱帯モンスーン地帯に位置するエンブドゥビレッジ島の現地踏査と5時期の衛星画像に基づき,砂州の変動調査を行った。BGモデルにより,初期地形は台形状の洲島周囲に沿って砂浜が分布する条件を与え,洲島のリーフ面上での砂州の変形予測の数値計算を行った。観測結果の再現性を検討し,砂州の季節変動とその要因を考察した。砂嘴は北東風時の乾季には洲島の西側で,南西風が卓越する5~11月の雨季には東側で発達する。砂州の季節変動は,洲島自体による波の遮蔽効果が支配要因である。このような変形特性がある洲島に,海岸に人工構造物などの人為改変が加わった場合の影響をまとめた。

シソーラス用語： *モルディブ共和国 ,  計算モデル ,  予測モデル ,  季節的変動 ,  砂嘴 ,  *砂州 ,  島 ,  珊瑚礁 ,  汀線 ,  衛星利用画像 ,  数値計算
準シソーラス用語： BGモデル ,  *エンブドゥビレッジ島 ,  サンゴ洲島

分類 (1件)： 自然地理学  (DF01000Z)

引用文献 (13件)：

• Bird, E. (2000) Coastal Geomorphology: An Introduction, John Wiley and Sons, New York, p.322.
• Dally, W. R., Dean, R. G. and Dalrymple, R. A. (1984) A model for breaker decay on beaches: Proc. 19th Inter. Conf. on Coastal Eng., 82-97.
• Goda, Y. (1985) Random Seas and Design of Maritime Structures: University of Tokyo Press, Tokyo, 323p.
• 岩塚雄大・琴浦 毅・片山裕之・竹森 涼・田島芳満・萱根 創 (2015) バラス島の形成・維持メカニズムに関する現地調査: 土木学会論文集B3(海洋開発), 71(2), I_455-I_460.
• 菅 浩伸 (2009) モルディブ諸島にみる環礁立国崩壊の危険性-災害と開発の連鎖-: 「温暖化と自然災害」第3章, 日本地理学会災害対応委員会, 平井幸弘・青木賢人編, 59-84.

タイトルに関連する用語 (3件)： サンゴ ,  砂州 ,  季節変動