抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大分県北部振興局管内ではコントラクターが充実していることもあり,転作作物として稲発酵粗飼料(以下,イネWCS)選択する耕種農家が増加し,2010年度には約370ha,2011年度には約1,360haが作付けされている。イネWCSは牛の嗜好性は高いものの,タンパク質含量が低く,多量に摂取すると搾乳牛ではTDN摂取量の低下,繁殖牛では受胎率の低下が懸念されるため適切な給与が求められている。一方,大分県内の製造粕の97%以上が焼酎粕で占めており,これまでもその飼料化について検討しており,高タンパク質飼料として現場でも利用されている。北部振興局管内には県内有数の酒造メーカーがあり,飼料化を行ってきたが,乾燥物では製造コストがかかるため,濃縮液プラントを設置し畜産農家への供給を計画している。しかし,焼酎粕濃縮液(以下濃縮液)は毎日生産され,保存性は高いものの液体であるためストックヤードが必要で,飼料として給与する際は他の飼料との混合が必要である。そこで,嗜好性は良好だがタンパク質の低いイネWCSとタンパク質は高いが取り扱い難い濃縮液を混合飼料として調製・利用する方法について検討した。(著者抄録)