抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
光学系では,システム内に少なくとも1つの放物面を有するレンズが導入されている。これらのレンズは放物面レンズとしてよく知られている。例えば,Hutchinsは放物面レンズを使用してファイバー束の光を集めた。多くの場合,放物面レンズは薄い弾性膜またはプレートと静電場によって操作される調整不要な表面を有する可変液体レンズが使用されてきた。また,放物面レンズは,眼鏡レンズ,硬質および軟質コンタクトレンズおよび眼内レンズ用に設計されている。Grossらが記述したNavarroの単純化された眼球モデルによれば,目のレンズの裏面は放物面であることは注目すべきである。放物面レンズは,フェムト秒レーザー用のパルス形成器として高出力光学系に関する特定の問題を解決するために使用されており,これらはX線イメージングに使用されてきた。この種の放物面レンズは全て球面収差を持っている。技術的進歩により,1オングストロームに近い解像度を有する表面品質の優れたレンズを製造することが可能になってきた。重力を利用して放物面を持つレンズを作ることも可能である。これらのレンズは,スマートフォンやタブレットなどのカメラを備えたいくつかの携帯機器に適用できる。本稿では,球面収差のない放物面非球面レンズの設計について報告する。本研究では,球面収差のない凸型放物面を有する1重レンズを設計するための解析的な式を示す。光学システムを設計する場合,変形係数を有するSchwarzchildの式を使用すると都合が良いので,無限遠に配置された物体について記述されたレンズに対応する近似を示す。非球面係数も同様に示される。得られた結果を,レイトレーシングに基づくソフトウェアで検証した。