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J-GLOBAL ID：201702259095398402   整理番号：17A0816945

鋼材が腐食したPCはりの曲げ耐荷特性に関する研究事例

Review on Flexural Load Carrying Capacity of Corroded PC Beams

著者 (1件)： 湯淺康史 (JR西日本)
資料名： コンクリート工学  (Concrete Journal)
巻： 55  号： 7  ページ： 598-602  発行年： 2017年07月01日 
JST資料番号： S0301A  ISSN： 0387-1061  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ポストテンション方式のPCはりを対象に,(1)PC鋼材が腐食した場合と,(2)シースが腐食した場合に関して,曲げ剛性や曲げひび割れ発生荷重,曲げ耐力などの曲げ耐荷重特性に与える影響を検討した海外の文献を紹介している。このうち,PC鋼材の腐食については,グラウトが適切に充填されている場合(1-1)とグラウトの充填不足が生じている場合(1-2)について分けて紹介している。(1-1)では,Daiらの研究と,Zengらの研究を,(1-2)では,Wangらの研究と,Zengらの研究を,(2)では,Minhらの研究を報告している。いずれの研究も実構造物で利用できる定量的な評価手法の構築には至っていないとし,また,課題として,実験における鋼材の腐食は電食により模擬したものであり,実構造物における腐食性状とは異なるものと考えられ,腐食の非均一性や塩害劣化環境下で卓越する孔食の影響,さらには,応力腐食割れや水素脆化に伴う遅れ破壊の影響等についての検討が不足している状況としている。

シソーラス用語： *PC鋼材 ,  *金属腐食 ,  ポストテンショニング ,  ケーブルシース ,  *機械的性質 ,  *特性 ,  *文献調査 ,  電食 ,  学協会
準シソーラス用語： *曲げ特性 ,  日本コンクリート工学会

分類 (3件)： コンクリート構造  (RA04030A) ,  建築物の維持・管理  (RB01020X) ,  金属材料  (RA06044P)

タイトルに関連する用語 (6件)： 鋼材 ,  腐食 ,  PC ,  はり ,  曲げ ,  研究