抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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パソコンやスマートフォンを使って,銀行口座の残高照会や振込手続き,金融商品の購入などができるインターネットバンキングは消費者にとっても,サービスを提供する金融機関にとっても利点が多い。そこで,金融機関が消費者にインターネットバンキングを利用促進するための示唆を得ることを目的に,利用者と非利用者のインターネットバンキングの長所,短所への意識の差異,インターネットバンキングとネットショッピングや情報収集に利用する各種メディア・ネットサービスとの関連に着目して,4つの仮説を立てた。そして,消費者調査を行い,調査結果について統計分析により仮説を検証した。その結果,インターネットバンキング利用者は非利用者よりも,ネットで商品・サービスを購入する傾向が強く,特にネットで買回品や高級品を購入する傾向が強いことがわかった。また,利用者は非利用者よりも情報収集に利用する各種メディアやネットサービスの利用頻度が高いことなどが判明した。検証結果にもとづいて,金融機関がインターネットバンキングの利用を促進するために行うべきこと,広告・宣伝などで利用するべきメディアやネットサービスなどを明らかにした。(著者抄録)