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J-GLOBAL ID：201702259210359314   整理番号：17A1109359

熱化した光と結合した凝縮体のための可変ポテンシャル

Variable potentials for thermalized light and coupled condensates

著者 (7件)： DUNG David (Univ. Bonn, Bonn, DEU) ,  KURTSCHEID Christian (Univ. Bonn, Bonn, DEU) ,  DAMM Tobias (Univ. Bonn, Bonn, DEU) ,  SCHMITT Julian (Univ. Bonn, Bonn, DEU) ,  VEWINGER Frank (Univ. Bonn, Bonn, DEU) ,  WEITZ Martin (Univ. Bonn, Bonn, DEU) ,  KLAERS Jan (Univ. Bonn, Bonn, DEU)
資料名： Nature Photonics  (Nature Photonics)
巻： 11  号： 9  ページ： 565-569  発行年： 2017年09月 
JST資料番号： W2212A  ISSN： 1749-4885  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 格子ポテンシャル中の量子気体は,モット絶縁体転移などの固体物理現象をシミュレートする強力なプラットフォームとなっている。極低温原子と異なり,フォトニック結晶,結合した導波路,レーザーなどの光子ベースのプラットフォームは,熱平衡状態では機能しないことが多い。固体平衡効果のフォトニックシミュレーターに向けての進歩として,ポラリトン格子実験や光子凝縮体の実証がある。今回我々は,超高フィネスマイクロ共振器内での色素-ポリマー溶液の熱光学的インプリンティングを用いて,光の可変マイクロポテンシャルを形成する手法を実証している。我々は,単一井戸ポテンシャルと二重井戸ポテンシャルの特性を調べ,光の熱化とボース・アインシュタイン凝縮に十分な質の構造化を見いだしている。サイト間のトンネル結合が観測されたことに加え,効果的な光子-光子相互作用が調べられたことから,この系は,エンタングルしたフォトニック多体状態を直接ポピュレートする有望な候補となる。今回スケーラビリティーが実証されたことで,熱光学的インプリンティングがフォトニクスに新しい可変マイクロ構造化方法をもたらすことが示唆される。Copyright Nature Japan KK 2018

シソーラス用語： ポテンシャル ,  *熱化 ,  フォトニック結晶 ,  *微小共振器 ,  シミュレータ ,  高分子溶液 ,  微細構造 ,  絶縁体 ,  ポラリトン ,  *Bose凝縮 ,  極低温 ,  熱平衡 ,  多重量子井戸 ,  熱光学効果
準シソーラス用語： モット絶縁体 ,  *凝縮体 ,  *量子気体

分類 (1件)： 量子光学一般  (BD04010X)

タイトルに関連する用語 (4件)： 熱化 ,  凝縮体 ,  可変 ,  ポテンシャル