文献

J-GLOBAL ID：201702259287192029   整理番号：17A1249346

ウルソール酸はC2C12筋管におけるAMPKとPGC-1の活性化を介してミトコンドリア生合成を誘発する:運動耐久性に及ぼすその有利な効果の基礎となる可能な機構【Powered by NICT】

Ursolic acid induces mitochondrial biogenesis through the activation of AMPK and PGC-1 in C2C12 myotubes: a possible mechanism underlying its beneficial effect on exercise endurance

著者 (6件)： Chen Jihang (Division of Life Science, Hong Kong University of Science and Technology, Clear Water Bay, Hong Kong SAR, China. [e-mail]) ,  Wong Hoi Shan ,  Leong Pou Kuan ,  Leung Hoi Yan ,  Chan Wing Man ,  Ko Kam Ming
資料名： Food & Function  (Food & Function)
巻： 8  号： 7  ページ： 2425-2436  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2339A  ISSN： 2042-6496  CODEN： FFOUAI  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ミトコンドリア数の増加と酸化的りん酸化の全容量を含む,ミトコンドリア生合成は骨格筋機能の重要な決定因子である。最近の発見は,いくつかの天然物は,有酸素運動,運動パフォーマンスを改善するミトコンドリア適応を促進し,おそらく筋肉疲労を遅延させることができることを示した。天然トリテルペン,ウルソール酸(UA)は種々の野菜や果実中の一般に認められている。本研究では,UAはミトコンドリア量およびATP生成能力を増加させ,C2C12筋管におけるミトコンドリア活性酸素種(ROS)の低レベルの付随した生成を伴うことを示した。ミトコンドリアROSは酸化還元に敏感なアデノシン一りん酸依存性蛋白質キナーゼ(AMPK)/ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γコアクチベータ-1(PGC 1)経路を活性化した。AMPK/PGC- 1の活性化は,チトクロームcオキシダーゼ(COX)と脱共役蛋白質3の発現を増加させた。動物研究は,UAはまた,マウスの持久運動能力を用量依存性に増加させることができることを示した,重量負荷遊泳テストと吊下げワイヤ試験によって評価された。著者らの知見は,UAは骨格筋におけるAMPKとPGC-1経路の活性化を介してミトコンドリア生合成を誘導し,それによって運動耐久力を増強させへの利用のための有望な展望を提供するとヒトの疲労を軽減する可能性があることを示唆した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： PPARγ ,  酸化的リン酸化 ,  *ミトコンドリア ,  酸化還元反応 ,  骨格筋 ,  *筋管 ,  チトクロームcオキシダーゼ ,  運動能力 ,  *生合成 ,  タンパク質キナーゼ ,  ヒト ,  オレフィン化合物 ,  不飽和カルボン酸 ,  脂環式アルコール ,  五環トリテルペン ,  第二アルコール
準シソーラス用語： 用量依存性 ,  *PGC-1 ,  *AMP活性化蛋白質キナーゼ , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 食品の化学・栄養価  (FJ01020J) ,  植物の生化学  (EH01050J)

物質索引 (1件)： ウルソール酸

タイトルに関連する用語 (10件)： ウルソール酸 ,  筋管 ,  AMPK ,  PGC-1 ,  活性化 ,  ミトコンドリア ,  生合成 ,  誘発 ,  運動 ,  基礎