抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:近位椎弓根スクリュー固定と遠位開放骨切り術による成人脊柱奇形合併矢状面不平衡治療の短期治療効果を検討する。【方法】2011年1月から2015年6月までの間に手術を受けた23例の患者において,矢状面不平衡症を伴う成人患者の7症例を,遡及的に分析し,男性7例および女性16例を含む3つの症例を,遡及的に分析し,そして,それらの臨床データを,遡及的に分析した。平均年齢は62.1歳(52~67歳)であった。すべての患者は近位の経皮的椎弓根スクリュー固定と遠位開放骨切り術を併用し、手術時間、術中出血量、術後のドレナージ量及び周術期の合併症の発生状況を記録した。手術前後のすべての患者において,全脊柱の正面と側位のX線写真を撮影した。矢状面体の偏移(sagittal vertical axis,SVA),腰椎前凸角(lumbar lordosis,LL),骨盤傾斜角(pelvic tilt,PT),仙骨の傾斜角(sacral slope,SS),骨盤投射角と腰椎前凸角の差(pelvic incidence/lumbar lordosis mismatch,PI-LL)を測定した。手術前後の上記パラメータの変化を比較した。術前及び最終フォローアップにおいて、Oswestry機能障害指数(Oswestry disability index、ODI)を用いて、臨床治療効果を評価した。【結果】23人の患者の手術時間は220~310分(平均253.9±52.1分)であった。手術中の出血量は1050~2360ml(平均258.5±272.2ml)であった。術後のドレナージ量は580~960mlで、平均(725.1±135.2)mlであった。感染症,深部静脈血栓症,および死亡を伴わない23例の患者は,13~52か月(平均21.2か月)にわたり,手術前(12.6±1.4)cmから手術後(3.5±0.7)cmまで経過観察された。LLは術前の13.5°±2.3°から術後38.8°±9.6°まで矯正し,SSは術前13.9°±2.3°から術後25.5°±5.8°,PTは術前29.7°±9.6°から術後18.9°±8.2°まで矯正した。PI-LLは術前の29.5°±13.7°から術後7.1°±3.6°まで矯正された。これらの指数は,手術前と比較して有意に増加し,ODIは術前の40.3%±12.5%から最終追跡調査時の13.6%±2.57%に減少した。 統計学的有意差があった(P<0.01)。結論:近位の経皮的椎弓根スクリュー固定と遠位開放骨切り術との併用により、成人の脊柱奇形の矢状面のバランスを有効に再建でき、患者の生活の質を高めることができる。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】