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J-GLOBAL ID:201702259297199281   整理番号:17A1168386

励起状態におけるベンゼン二量体の理論的研究:波動関数の非局在化,電荷移動混合および電子カップリング【Powered by NICT】

A Theoretical Study of Benzene Dimers in the Excited States: Wavefunction Delocalization, Charge-Transfer Admixture, and Electronic Coupling
著者 (1件):
資料名:
巻: 38  号:ページ: 763-771  発行年: 2017年 
JST資料番号: T0051A  ISSN: 0253-2964  CODEN: BKCSDE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ab initio計算は,種々のベンゼン二量体,最低一重項(S_1)および三重項(T_1)励起状態におけるT型(T),平行移動(PD),ヘリングボーン型(Hb),対面重なり(F2F E),および対面スタガード(F2F S)配置を含むを調べるために実施した。励起状態における単量体と二量体構造は理論のスケール化反対スピン(SOS)CIS(D_0)レベルで最適化し,それらのエネルギーを比較した。PDとエッジオン型二量体配置(T,Hb)では,励起子波動関数は主に単一ベンゼン分子内に局在し,基底状態のそれとほぼ同じ励起状態における分子間相互作用を行っている。一方,励起状態における共面二量体(F2F EとF2F S)の両方は,基底状態と比較して結合エネルギー,約0.12~0.55eVの範囲のかなりの増強を示した。しかし,各分子のフロンティア分子軌道間の電子結合の更なる分析は,このような二量体間の有意差を示した;F2F E二量体とは異なり,F2F S配置で,エキシマ形成は各単量体の異なる状態,例えば,1分子のS_1状態と他のS.2状態間の結合から生じる。それに加えて,これらの共面二量体の,三重項励起子の電子結合はその一重項の場合,安定化それぞれの状態における交換エネルギーの異なる役割により合理的に説明できるよりもはるかに弱かった。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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原子・分子のクラスタ  ,  光化学一般 
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