抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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日内地表温度範囲(DTR)はチベット高原(TP)において有意に小さくなったが,最近の数十年間において両地域において着実に増加した日平均地表温度にもかかわらず中国南東部においてより大きくなった。1979~2012年をカバーするERA-Interm再解析データに基づいて,本研究は,TPに関する弱められたDTRが,毎日の最低表面温度(Tmin)のより強い温暖化と毎日の最大表面温度(Tmax)の弱い冷却によって引き起こすことを示した。一方,南東中国におけるDTRの増加は,Tmax/Tminの比較的強い/弱い温暖化と主に関連している。プロセスに基づく分解法によるDTR変化の更なる定量的解析により,放射過程における変化は主にTPに対するDTR減少の原因となることを示した。特に,増加した低レベル雲被覆は日中/夜間に放射冷却/温暖化を誘起する傾向があり,水蒸気の増加は昼間より夜間の強い放射昇温を通じてDTRを減少させる。全ての放射過程(-2°C)の変化による寄与は夜間(約2.5°C)よりも日中における表面顕熱フラックスの増加により補償されるが,日中(約-0.4°C)の変化により,また日中の潜熱フラックスの増加(約0.8°C)により寄与されることが示された.。対照的に,中国南東部におけるDTRの増加は,主に雲,水蒸気および大気力学の変化によって寄与される。表面熱流束の変化は,中国南東部におけるDTRの減少をもたらした。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】
