抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本における植物工場の最新動向について,平成29年2月末時点の調査結果を紹介した。およそ1ha以上の施設面積と養液栽培装置を持つ太陽光型植物工場と人工光型植物工場はいずれも増加し,大規模化する傾向にある。収支が赤字の割合は減少し,とくに太陽光型植物工場では赤字の割合が半減し,黒字の割合が増加している。太陽光型植物工場の事例としてカゴメ(株)の先駆的トマト生産事業と,人工光型植物工場の事例として(株)木田屋商店のレタス類生産性向上について説明した。植物工場の経営向上のポイントは,設備設計や栽培管理に必要な技術的見識と経営および人的資源管理のノウハウである。生産性向上とコスト低減のためには植物工場の固有技術および生産情報に関するデータセットの見える化と共有化が必要である。