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J-GLOBAL ID:201702259476257600   整理番号:17A0700275

MID1は生殖生長期の乾燥ストレスへの応答において重要な役割を果たす【Powered by NICT】

MID1 plays an important role in response to drought stress during reproductive development
著者 (9件):
資料名:
巻: 88  号:ページ: 280-293  発行年: 2016年 
JST資料番号: A1374A  ISSN: 0960-7412  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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イネ生殖生長期の干ばつは収量損失をもたらした。水欠乏条件下でのイネ収量を改善するための生殖組織における乾燥応答性遺伝子の機能を理解することが重要である。推定R R型MYB様転写因子をコードする,MID1(干ばつResponse1のMYB重要な)は乾燥下のイネ収量を改善することができることを示した。MID1は主に根と葉の維管束組織で発現し,タペータムにおける低レベルであり,乾燥および他の非生物的ストレスにより誘導された。野生型と比べて,MID1過剰発現植物は栄養および生殖両段階での干ばつに対する抵抗性が高められ,水ストレス下でより多くの粒子を生成した。MID1過剰発現植物は変形した葯室,異常タペータム,変性した小胞子と膨張中間層のようなあまり重篤でないやく欠陥を示した,改良された花粉稔性と高い結実率を示した。MID1は核に局在し,酵母における遺伝子発現を活性化することができ,その相同体は高レベルの配列類似性を持つ他の多くの植物で同定された。さらに,候補MID1調節遺伝子は,ストレス応答および葯の発生のための重要な遺伝子を含む,MID1過剰発現植物とRNAi系統の花弁の発現変化したRNA-seqとqRT-PCRを用いて解析した。さらに,MID1はChIP qPCRデータによる二乾燥関連遺伝子(Hsp17~CYP707A5)と1つの葯発育遺伝子(KAR)のプロモーターに結合した。著者らの知見は,MID1は干ばつとやく発生遺伝子の発現を調節することにより乾燥下のイネ雄性発生を促進し,作物改良のための貴重な情報を提供する転写調節因子であることを示唆した。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
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遺伝子発現  ,  生殖  ,  植物の生化学 
タイトルに関連する用語 (5件):
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